無理もないことだがポーランドが熱くなってきた
「ショルツ首相、今聞くべきなのは
ドイツ企業の声ではない。
罪のない女性や子どもの声だ」
こう語るポーランドのモラヴィエツキ首相は
プーチンが治めるロシアを
「全体主義のファシズム国家」と呼び
ブチャでの残虐行為を
「ジェノサイド」と断じた
そしてロシアに対する制裁強化については
ズバリ
「主な障害となっているのはドイツである」
しかしそのドイツのリンドナー財務相は
ドイツが大きく依存するロシアの天然ガス
に対する制裁の徹底を拒否
「天然ガスは短期間では代わりが見つからない。
彼らよりも我々自身に大きな損害を与えることになる」
(リンドナー財務相)
モラヴィエツキは返す刀で
フランスをも一刀両断
「マクロン大統領、あなたはプーチンと
何回交渉したのか。
何を成し遂げたのか。
ヒトラーやスターリン、
ポル・ポトとも交渉するのか」
緊張が高まるヨーロッパ
まさに一触即発?
どっちが先か
偶発的な何かか
NATOの参戦か
(あるいは日本の大地震か火山の噴火か)
NATOに安倍晋三がいなくてよかった
いたら
「基地である必要はない」
「中枢にミサイルを打ち込め」
とか
ウクライナも「核シェアリングだ」
とか、、
大惨事世界大戦はもう始まっている?
東欧のチェコ、ウクライナに旧ソ連製の戦車を提供 戦車支援は初めて
https://www.asahi.com/articles/ASQ462QV7Q46UHBI00N.html
10数台というが
対するロシアの戦車は数百両
これでロシア軍を追い返すというわけにはいくまいが
これまでの防御的な兵器の供給から
より攻撃的なものへの転換だ
一方アメリカ世論もより強硬になりつつある
そして最新鋭の兵器
自爆型ドローンの供与に動いたアメリカ
別名「カミカゼ・ドローン」
ウクライナ兵にはすでに去年?
アメリカで訓練を施している
そうだったのか
自爆型ドローン100基、米国がウクライナに提供
戦闘長期化を視野
2022年4月7日朝日新聞https://digital.asahi.com/articles/ASQ472CQFQ47UHBI007.html
NATOもいよいよ強硬になり
アメリカが介入の度を強め
日本でも戦争やりたがり屋たちが色めきたって、、
暗澹たる気持ちになっていたところで
ふと思いついた
そうだこれを翻訳して紹介しよう
ウクライナの平和運動家ユリイ・シェリアジェンコ
米「デモクラシー・ナウ!」での発言より:
我々にいま必要なのはさらなる武器でもなく、さらなる制裁でもなく、
ロシアと中国に対するさらなる憎悪によって紛争を激化させることでも
ありません。包括的な和平協議をすることです。
アメリカはこの紛争に関わりのない当事者ではありません。
逆に、この紛争はウクライナを超えるものです。
この紛争には二つの側面があります。
西と東の対立。そしてロシアとウクライナの対立です。
NATOの拡大が先にあって、そのあと2014年にキーウで
ウクライナ民族主義者らによる暴力的な権力奪取ーー
そのスポンサーが西側ーーそして同じ年に
ロシア民族主義者らとロシア軍による
クリミアとドンバスにおける
暴力的な権力奪取が起きました。
ですからもちろん2014年から、
政府と分離独立派の暴力的な紛争が始まっていたのです。
そしてそのあと、大きな戦闘があって、和平が結ばれて、
しかしこのミンスク合意は双方が遵守せず、
OSCE(欧州安全保障協力機構)の客観的な報告書でも
双方に停戦合意違反が報告されています。
そしてそれらの停戦合意違反が激しくなったあと、
ロシアの侵略ーーウクライナへの
この違法な侵略が起きたのです。
問題は、このときの平和的な解決策ーー
国連安保理も承認した国際的なものですが、
それが守られなかったというところにあります。
ですから今、バイデン、ゼレンスキー、プーチン、
習近平が交渉のテーブルに着いてこの世界を
いかにしてより良いものにするかとか、
覇権を排除し、調和を確立するか
ということを論じ合うというのではなく、
アメリカからロシアへの脅迫、
アメリカから中国への脅迫
という政策がなされ、さらには、
戦争を求めるウクライナ市民社会から
飛行禁止空域を設置せよといった要求が
なされているのです。
ところで、いまウクライナには
ロシア人に対する物凄い憎悪があります。
そしてこの憎悪が世界中に広がっていって、
それは戦争をやりたがる人たちだけにだけでなく、
ロシア人にも向けられています。しかし
ロシア人にもこの戦争に反対している人は
少なくありません。そして私が感謝したいのはーー
非暴力的なやり方で戦争に反対し、
戦争したがることに反対する全ての勇気ある人々に、
そして、ウクライナのケルソンの町で
ロシア軍の占領に抗議した人たちに、
私は感謝しています。そして軍は、
侵略してきたロシア軍は彼らに発砲しました。
残念なことです。
(中略)
ここで「ロシア良心的兵役拒否運動」の声明を
EBCO(欧州良心的兵役拒否協会)年次報告書から
引用したいと思います。
「ウクライナでいま起きているのは
ロシアが口火を切った戦争である。
良心的兵役拒否運動はロシア軍の侵略を非難し、
ロシアに戦争を止めるよう求める。
良心的兵役拒否運動は
ロシア軍兵士に対し敵対行為に加わらないよう求める。
戦争犯罪人にならないこと。
良心的兵役拒否運動はすべての召集兵に対し
兵役を拒否するよう呼びかけるものである。
その替わりとなる社会奉活動を申請すること、
あるいは医学的な根拠に基づき
兵役免除の道をさぐること。」
そしてもちろん、ウクライナの平和運動は
ウクライナの軍事的な対応を非難し、
交渉の停滞を非難するものです。
交渉が停滞しているのは
軍事的な解決を求めた結果であると
私たちは考えます。
紛争の激化は軍需産業の求めに応じるものです。
私たちはアメリカの国防長官ロイド・オースティンが
レイセオン社とつながることを知っています。
彼は以前、この会社の重役でした。
そしてレイセオンの株が
ニューヨーク証券取引所で6%値上がりしていることを
私たちは知っています。
彼らはウクライナにスティンガー・ミサイルを提供しています。
ジャヴェリン・ミサイルの製造元
(レイセオンとロッキード・マーチンの合弁)
の株は38%高くなりました。
そしてもちろんロッキード・マーチンです。
F35型戦闘機を提供しています。
株価は14%の上昇。
彼らは戦争で儲けます。そして戦争をやりたがります。
そして流血から、破壊から、もっと儲けを得たいと思っています。
そして核兵器まではなんとか拡大しないでほしいと。
人々は政府に対し戦争をする代わりに交渉をしろと要求すべきです。
今、戦争を求める動きに反対する行動が
アメリカとヨーロッパでいろいろ起きようとしています。
WorldBeyondWar.orgのサイト https://worldbeyondwar.org/ の
“Russia Out of Ukraine. NATO Out of Existence.”
(「ロシアはウクライナから出ていけ。NATOは消えてなくなれ」)
のところに紹介してあります。https://act.worldbeyondwar.org/events/
「コードピンク」はバイデン大統領とアメリカ連邦議会に対し
エスカレーションではなく交渉をと嘆願し続けています。
また4月28日には「ロッキード・マーチンを止めろ」が
地球規模で展開されます。
「NATOに “ノー” 連合」は2022年6月に
マドリードのNATO首脳会談に反対してデモ行進の予定です。
イタリアでは「非暴力運動」が良心的兵役拒否者、徴兵回避者、
ロシアとウクライナの脱走兵と連帯して
良心的兵役拒否キャンペーンを始めました。
ヨーロッパでは「平和のためのヨーロッパ」が
プーチンとゼレンスキーに欧州非暴力平和主義の
「最後通牒」を次のように突きつけると言っています:
戦争を直ちに止めろ、さもなくば人々はヨーロッパ中から集結して
非暴力平和主義者の大車列を作り、あらゆる手段を講じて
紛争地域にまで丸腰で赴き、戦闘員のなかに混じって
平和維持部隊として振る舞う。
ウクライナでは
「18歳から60歳の男でも軍務の経験のない者は
ウクライナからの出国を認めろ」
という嘆願にこれまで59,000件の署名を集めています。https://www.openpetition.eu/petition/online/allow-men-aged-18-60-without-military-experience-to-leave-ukraine?
左:デモクラシー・ナウ!番組司会エイミー・グッドマン(アメリカ)
右:「ウクライナ平和運動」ユリイ・シェリアジェンコ(ウクライナ)
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するやさっそくのコメント
「現場で平和の理想論は通じない」
気持ちが萎えそうになる
良心的兵役拒否は決して理想ではなく
今では基本的人権として兵役を拒否することが
多くの国で認められている
兵役の代わりに社会的な奉仕活動を行うhttps://ja.wikipedia.org/wiki/良心的兵役拒否
ウクライナのニュース映像で
国外に逃れている人たちを見ると
女性や子供ばかりである
18歳から60歳までの男性は出国が認められていないのだ
これらの人たちを国に閉じ込めて
武器を渡し
戦争を続けているような状態だ
だからユリイ・シェリアジェンコが紹介した
この嘆願なのである
「18歳から60歳の男でも軍務の経験のない者は
ウクライナからの出国を認めろ」https://www.openpetition.eu/petition/online/allow-men-aged-18-60-without-military-experience-to-leave-ukraine?
「命を顧みず祖国のために戦う勇気に感動」
してる場合だろうか山東昭子参議院議長
インタビューの中で欧州の平和主義者の
「最後通牒」
というくだりがあったが
欧州の活動家が「欧州全土から何万人と結集し
キャラバンを連ねて運動する」なんてことを言うとき
それはたんなる理想ではないと思う
例えばロワール川のダム建設反対運動を思い出す
文字通りヨーロッパ中から何万という人がやってきて
建設現場のブルドーザーとかを占拠し
工事自体を止めたのだ
もう四半世紀前か
活動家から直に聞いた
アフリカで実際に丸腰で紛争地帯に入って行って
人間の盾になったりする活動をする人たちもいる
これはアメリカのNGOだったと思う
何年か前に関係者の話を聞いた
ヨーロッパの運動日程はここにある
https://act.worldbeyondwar.org/events/
これに合わせて日本の市民も
大規模デモなど
何かできないものか
国はデモを敵視しているようだが
反戦デモは「武力攻撃事態」の一歩手前?
防衛省がテロやサイバー攻撃と同一視した行政文書作成
保存期間経過前に廃棄
2022年3月30日 東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/168785
プーチンが「最も尊敬する日本人」という
柔道の山下泰裕だって
世界中の柔道家に呼びかけられないだろうか
プーチンにみんなで
「戦争、それまで!」
聞こえてくるのは長期戦の予測である
最後までお読み下さりありがとうございました。m(_ _)m
旧ブログの関連記事はこちらのタグから:
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2022-04-08
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