岸田やバイデンのいう「核廃絶」にだまされていはいけない

最終的には核を廃絶する、前進の努力を続けるなどと言っている
バイデン大統領や岸田首相にだまされてはいけない

広島の原爆資料館を2016年に訪れたアメリカのケリー国務長官(当時)
展示物を一つ一つ見て説明文も食い入るようにして読んでいたという
時間も大幅に伸びて予定を30分(?)超えた、、

ベトナム戦争に従軍し何度も負傷しているケリーだ

ケリー米国務長官、広島の原爆資料館訪問 「胸えぐられるよう」
2016年4月11日 ロイター通信 https://jp.reuters.com/article/g7-japan-kerry-idJPKCN0X80TL

それに比べると「核なき世界」を提唱したオバマは
資料館側の申し入れ(30分)にもかかわらず10分の視察だった

オバマは有名な核廃絶 Yes, we can! のプラハ演説でも
実はこう言っていた:

「私の生きている間は恐らく無理だろう」

そしてその後空前の予算を注ぎ込んで核兵器の近代化を進めた

ケリーと同じく大統領目指して果たせなかったヒラリー・クリントンも
国務長官時代にこう言っていた:

「私たちの目標は、世界から核兵器がなくなることです、
いつの日か、いつの世紀にか」

では広島で心をえぐられた、魂を揺さぶられた、
背負う義務の深さ、責任の重さを痛感したというケリー長官は
何と言っていたのかというと、こうである:

「運がよければの話だが、核なき世界は数世紀先」

『「原爆は誰が落としたのか」オバマ広島演説 騙しの手口』
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2016-05-28

七年前オバマにだまされた日本人だが
またこんなのにだまされるのか

広島G7サミットは広島や被爆者を幾重にも侮辱し、
日本そのものを自らをおとしめる欺瞞的なものだった。

わざわざ広島の地で核兵器の有用性(核抑止)を宣言。
核廃絶に努力するだのと言い(具体的な手順も期限もなく
核兵器禁止条約には背を向けてるくせに)
軍縮に焦点を当てて歴史的と言い(歴史的、焦点を当てた、と言うなら
核兵器保有国に核軍縮義務の履行を迫った
マーシャル諸島による国際司法裁判所提訴こそだが、
それにはそっぽをむいていたくせに)
放射能による癌被害をも引き起こす劣化ウラン弾(*)の供与を含む
ウクライナ軍事支援を打ち出している。

そして紛争当事国双方に和平を呼びかけたり仲介するのならともかく、
平和憲法という宝の持ち腐れになっている日本。

しかし今回の首脳たち
これで何がわかる?!
というくらいにしか展示物は「見て」いないはずだ
だからこそ首脳たちの「見学」の様子は非公開であった
公開したら
「あれで何がわかる!」
という批判が湧き起こるような「見学」のしかただったに違いない
でなければ公開したはずである

10年先に核廃絶の動きが実際に始まっている
と期待されての発言だろうか?

日米の首脳たちは数百年先のつもりのようだが

「いいこと」「ありがたい」「良かった」でんでんでん、、、

テレビからは肯定的な声しかでんでんでん

批判の声
抗議デモ
暴力的なその鎮圧の様子などは
一切報道されない、、

恐ろしい国になったものである

←クリック!
ブログランキング・にほんブログ村へ←これもクリック!

バイデンは国内事情が気がかりで
じっくりと見る暇なかりしか

反対意見は封じ込め
政府にとって都合のいいことや宣伝
プロパガンダめいたものがやたらと報道され、、

いやはや
恐ろしい国になったものである

←クリック!
ブログランキング・にほんブログ村へ←これもクリック!

(*)劣化ウラン弾

イギリス軍が戦車とともにウクライナに供与する劣化ウラン弾は放射性の非人道的な兵器だ。広島で日本が先頭に立ってG7にこんなものの提供を含むウクライナ軍事支援を宣言させていいのか。

劣化ウラン(DU=depleted uranium)は原子力発電や核兵器製造の過程で生み出される副産物で放射性物質。「劣化」の呼び名で騙されてはいけない。その放射能はウランの少なくとも5、6割はあり、その半減期は数十億年。。アメリカなど長年これが溜まりに溜まって。。ところが鉛よりも重く鉄よりも硬く、弾丸に使えば戦車をも貫通。米軍はイラクなどで大量に使い、NATO軍はコソボで使い。。

劣化ウラン弾が戦車などを貫通すると高熱で燃焼し毒性の強い放射性の微粒子(ナノ粒子)となって飛散する。

イラク市民にガンが急増していることをイラクの医師が報告している。アメリカ兵、イギリス兵、イタリア兵にも被害者がいる。広島では2006年に海外から医師や被害者、活動家が集まり劣化ウラン兵器禁止の世界大会が開かれた。広島はそんな会議にこそふさわしい町であって、ウクライナに劣化ウラン弾を供与する軍事支援を世界に向かって喧伝する場所であっていいはずがない。広島と広島市民、被爆者らへの甚だしい冒涜である。

お読みくださり有難うございました。

←クリック!
ブログランキング・にほんブログ村へ←これもクリック!

癌になった子どもたち

劣化ウラン(DU)に反対

かつてはメディアも劣化ウラン弾を大きく取り上げてくれた。
今は日本もこともあろうに広島から劣化ウラン弾
(放射性物質の飛沫を拡散する非人道的兵器)のウクライナ供与を含む
軍事支援が世界に発信されても、そんなに騒がない。。

いつからこんな国になってしまったのか。

フェイスブックに政治家が不勉強と書き込みがあったので
こう答えた:

「日本の政治家の不勉強」ではありません。政治家だけを責めれば済むことではありません。日本人が不勉強で無関心で鈍感で忘れっぽいのです。

米軍が沖縄で劣化ウラン弾を発射していたことが分かった時、政府は環境や人体への影響はないとしました。しかし発射された劣化ウラン弾が海底の土の中で腐食し劣化ウランが染み出すことを琉球大学の先生が指摘しました。

アメリカ軍は湾岸戦争では砂漠で使い、イラク戦争では都市部でも使いました。大量に。そして甚だしい健康被害とその増加が伝えられています。

劣化ウラン弾が戦車などを貫通すると高温で燃焼し放射性の微粒子が飛散し後々まで汚染が続く。。すでに被害者が多数出ている。。そんなものを供与する軍事支援を広島から発信。。それでなお国民は防衛費倍増と平和憲法放棄を目論むこの政権の支持率を急上昇させているのです。

←クリック!
ブログランキング・にほんブログ村へ←これもクリック!

コメント

  1. ぷんぷん より:

    私もマスコミの酷さには腹が立ちすぎて目眩がしています。

    何のためにジャーナリストをめざしたのか?

    政治家、役人も最初は世界の、日本の平和に寄与しようと志していたと思うのです。しかし現状は惨憺たる状態です。金、権力に阿るから、という理由だけではどうしても理解できません。

    仮説でしか語れないもどかしさにいつも苛まれますが、やはり世界は悪魔の様な俗に言うDSなどの支配下にあるのでしょうかね。
    もう一揆、革命しかない様に思えます。

タイトルとURLをコピーしました