熊本の病院巡り1ヶ月(1)

歯茎が痛んで歯科、、
血便が出て肛門科、、
足首の激痛で内科、、
インターネットで調べると糖尿病と併発して
血行障害や神経障害が起きるということが書いてあったからだ。

確かに手足の痺れが起きるし(足は引っ越し以来この2年ずっと)
この冬は両手両足や耳にしもやけが出来た。

糖尿病か?こりゃまずい!
と地元のかかりつけ医院に駆け込んだ。
しかし尿や血液、血流に異常はないと医師は言う。

だったら何なんだ?!
両足は痺れ、むくみ、爪は茶色。目のかすみが著しい。

自分としては何かこう血液が末端にまで行き渡っていない感じがしている。
脈拍も長年60だったものが今や53。
心臓が弱ってる?

しかし医師は、心配ない、歳をとると脈拍は少なくなる。
本格的な低脈拍だと1分間に30とかで意識が薄れたりするもの。
と言って取り合ってくれない。

足がむくんでいる。爪は茶色っぽくほとんど伸びない。

足が痛かったのは「こむら返りでは?」とフェイスブック友。
水分不足に注意するように、とも。

しかし、こむら返り(熊本では「からすまがり」と言う)の比ではなかった。。

医師のFB友(中・高の同窓)も、糖尿病性血行障害をまず疑う、医師に診てもらえ、
と書いてくれた。

しかし、かかりつけ医(循環器、糖尿病が専門)に血流を調べてもらったが
正常との結果。血管は年齢より若いとさえ言われる。

今のところ一度起きたきり。
血行障害でなければ神経障害??
糖尿のケがあるのか!?

それが、医師によると、数値的には出ていないという。

糖尿病でないなら、足の慢性的な腫れやむくみや痺れや冷え性、
今回の激痛、目のかすみ、など、、原因は何か?知りたいところ。
医師に検査を続けてもらいながらその辺を聞いていくつもり。
今のところは決まり文句「年齢的なものもありますし」で片付いている。

「病院はあまり行かない方がいい。無理無理に病名を付けられるのがオチ」
と別のFB友。

行かなくて済めばそれに越したことはないのだが。。
5年前も血尿が出て病院に行ったからガンだと分かったわけで、
今回血便が出て、やはり放っておくことはできなかった。

足首の痛みは
「脱水がベースにあると起きやすい症状でもあります。
水分を補給してみることもお勧めします」
と別の医師のFB友(高校の同窓)。

確かに時々水分補給を忘れていたりはする。。

足の痛みはその後起きていないが、むくみと痺れは続いている。

血行というと
寝ていて時々心臓がドキドキして目が醒める。
レントゲンを撮ってもらったら背骨が左右Sの字に曲がっていて
側湾症気味。
動脈もこれに沿って湾曲しており、ひどくなると動脈硬化になるらしいが、
血行不良はないし、心電図も問題ない、ま、無視しておいて大丈夫でしょう、
とのことであった。

頚椎も側弯気味。
引っ越し以来手足(特に両足と左手)が痺れたままだが、それとの関係はないのか?
医師によるとこれも側湾症というほどのものではなく
関係ないだろう
しびれは年齢的なものだろうとのことだった。

万歩計と言ってもインターネット通販で入手した
数千円の「スマートウオッチ」に付いている機能。
どこまで信頼できる数字かは知らないが
17,359歩、、
私は何をしたのか?
答えは、、、

大腸検査であった。
血便が出たので受けることにしたのだが
なんでこの数字??

これまで東京で4回やった大腸の内視鏡検査。
まずは腸を空っぽにしなくてはならない。
そして狭い部屋に他の来院者と閉じ込められみんなして憂鬱な顔をして黙々と下剤の液体をちびちび飲んではトイレに何度も足を運び、、というのが定番であった。

5回目の今日、熊本では随分と様子が違った。
テーブルと椅子20人分ほどが並んだ喫茶店か食堂かといった感じの広い部屋。
そこで下剤や水をコップに並々とついで看護師さんの指示どおり
「グビーッと一気に」飲んだら、
な、なんと、ひたすら歩くのである。

病院のローカをまるで夢遊病者か何かのように黙々と歩いた。そして5分歩いたらまた下剤、そしてまたローカをぐるぐるぐるぐる、、これを40分ほど繰り返すとウンチが出始める、、
はずであった。
しかし9時半頃から飲み始め1時間、1時間半と歩き続けても私の場合、
便意すら感じない、、お腹がパンパンに張って苦しい、、
血圧を測ったら2時間前の130から180にまで上がっている、、
うわ、こりゃもうだめだ。

と思った矢先、ようやくザザーッと下し初めた。
ああ、何たる解放感!(開放感?)
しかしそれがいつまでたっても薄まらず、検査を始められない。
前日は病院から求めた検査前日用のレトルト食品の昼食・夕食だったのにである。

結局、便意も戻らず、諦め気味に歩くのをやめたのが午後3時半。。
歩くのはさほど苦にならない私ももうクタクタ。。
すると、内視鏡から水を流して腸を洗いながら検査するというやり方で行くと告げられた。。
そういう手があったな。
東京で受けた時も一度そういうことがあった。
医師が1人でやってくれたが、なんと、やってる最中にその医師のスマホがリ、リ、リ、、
しかもその医師、その電話に出るのである、、
「あの、今さ、手を離せないんだわ」
そう言って当時の家の近くの医師は電話を切った。
当たり前だ。手を離してもらったりしたら困る。
しかし、この時は、一切痛みを感じなかった。

しかし今回はこれが痛いのなんの。
痛い!痛い!と声を出しっぱなし。
こんなに痛い内視鏡検査は初めてであった。
看護師?技師?の2人りがかりで
1人は私の体をひっくり返したり抑えたりの役目。

で、結果は、合格。
「綺麗です。どこも悪いところありません。ポリープもないです」

最悪、ガンが見つかるのではと恐れていたが、やれやれである。
以前、大腸に小さなポリープがあると言われていたのだが
どこに行ったのか??

ただ、肛門のところに痔核が見つかる。
その自覚は新たにしたのであった。

東京で5年前私の膀胱癌を見つけて迅速な措置をとってくれた渋谷の医師ーー
私の命の恩人のひとりーーに2年前、田舎に引き上げますとお別れを告げた時
ちなみにどちらへ?と聞かれるので「熊本です」と答えると
「熊本には私もかかりたいと思うようなお医者さんがおられます」
と言われて知ったのが今回検査を受けた肛門科の病院であった。
その院長先生の診断を受けたわけではないが
とにかく今回はとても痛い検査であった。

病院に行く途中の学校の入り口に掲げられた四文字

私は肛門一礼。
とにもかくにも検査を済ませ
「問題なし」
であった。


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