酩狂死酔 〜7人死刑執行前夜の大宴会

日本国が存続すると仮定して、これは末代まで語りつがれる一大スキャンダルであろう。

(片山さつきのツイート〈総理とのお写真撮ったり忙しく楽しい!〉が気色悪い)

何が愉快だというのか。みんなしてアホづらして親指突き立てて。とてもじゃないが一国の政治をまかせられるような方々ではない。

この時点で死刑囚らは明朝の処刑のことを知らない。毎朝、八時過ぎ、看守が廊下を歩いてゆく。その歩みが自分の独房の前で止まらないかと緊張し、一瞬聞き耳を立てるが、通り過ぎて胸をなでおろす毎日。それがこの日は自分の独房の前でピタリと止まる。そして初めてその日の執行を知るのだ。

いつあるのかを直前まで死刑囚本人が知らされない死刑執行。これが日本の死刑制度がことのほか残虐であると指摘される所以である。日本は中世である、と。
中世ではないと言い張る人もいる)。

制度が中世なら、この政治家らは、原始人だ。その滑稽で野蛮な姿を全世界に晒し、後世の幾々世代にまでも残してしまった。

あす処刑熟慮重ねて一点の曇りもなくて酩狂死酔

 

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あす処刑熟慮重ねて一点の曇りもなくてバンザイで締め

おぞましい限りだ。
これから死刑という名の国家による殺人を犯そうという人々のこの笑顔。
この間、洪水の情報は入ってきていたという人々(ならば死者が続々出ていること
知っていたのだ)。
この間、指示を出していたのだから問題ないという人々(指示を出していたというのは
嘘だった。小野寺防衛相があとで認めた)。
災害対策本部の設置を遅らせ多くの国民の犠牲を生んだ人々の笑顔。
これをうっかりツイートして国民に「誤解」を与えた、これからは発信に気をつけます、というふざけた釈明。

この国はもうとんでもないところにまで来てしまっている。

フェイスブックの友達1:このはしゃぎようは何?

友達2:気象庁は大変な水害になると緊急警告、すでに被害の状況も伝わり始めた中ですよ。それにオウム真理教。7人の処刑前夜じゃないですか。

のら猫:欧米の人々(アメリカの死刑推進派は別か)、日本人に対して腰が引けますよ。7人の死刑の前夜にこの笑顔。この宴会の盛り上がり。何が楽しいと言うのでしょう?どうしてこんな無邪気な笑顔ができるのでしょう?しかも法務大臣が締めでバンザイの音頭をとったというのです。

解明しきれていない事件。再審請求も出ている。翌日処刑される7人は自分たちが処刑されることすらまだ知らない。

しかもしかも、刑の執行に関する法相の談話のひどいこと。中身がないのです。からっぽなのです。安倍の答弁と同じ。菅の記者会見と同じ。「熟慮」だの「明鏡止水」だのとおっしゃるのだけれども、その具体的な中身がすっぽりと欠如。

さらにさらに驚いたことに、私がこれまで「呪文」だと言って批判して来たこの政権の手法はおろか、決まり文句まで、そっくりそのまま使っているではありませんか。笑劇を書こうとしてもここまでの滑稽千万なセリフは書けません。川上法相、なんとなんと、そうなのですよ、「一点の曇りもない」「それに尽きる」と言ったのです。まさかそんな、冗談でしょ?いえいえ、ほんとです。この政権、笑止千万が常態化して笑止恒例化、ついに末期的になってきました。

安倍政権のいかがわしさと疑惑、有無を言わさず自説を通す強引さと説明拒否の傲慢を象徴する常套句。風刺と笑いの対象ともなっているセリフ。それをここで使うか!

重大な犯罪を犯したから処刑して片付ける、酒飲んでバンザーイじゃ、政治家としてあまりにも浅はかでグロテスク。もっともっと議論も熟慮も必要な重大な問題であるはず。

法相がバンザイで締め前夜祭

 

教祖らは当日の朝知らされる

いずれにせよ、私は二重にショックです。死刑執行にからんでのこの宴会批判があまりないこと。内閣支持率も下がらない。むしろ上がっている。(ちょうど1年前は支持率が30%を切ったと言っていましたが今は40%台)。大洪水の被害がで始めたのを知りつつ、7名の死刑執行前夜に宴会やってるのに、安倍政権の支持率が持ち直しているのです!

官房副長官は「誤解」を与えただけといっておるようですが。ツイートの仕方がまずかった、以後気をつけます。加計の緊急記者会見と同じこと言ってるな。以後気をつけます。以後気をつけますで済めば警察いらんな。

そしてこれでも支持率が上昇しているというのだから驚く。

「明鏡止水の姿勢で」
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/6359.html

オウム死刑執行 法相「一点の曇りもない 慎重にも慎重に検討」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180710/k10011526361000.html

「明鏡止水の姿勢で」
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/6359.html

オウム死刑執行 法相「一点の曇りもない 慎重にも慎重に検討」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180710/k10011526361000.html

「死刑は大変重い刑罰であり、その意味で一点の曇りもなく、まっすぐに澄み切った気持ちでことにあたった。慎重にも慎重な検討を加えたうえで、対応したということに尽きる」 「明鏡止水ということわざがあり、澄み切った心でことにあたるという意味がある。私も鏡を磨きながら、そこに映し出されるさまざまな事柄について澄み切った心でしっかりと向き合っていきたい。必ずしも1つの言葉で表されるものではないが、私はそうした姿勢を大切に考えている」

文明世界の民主国家というのであれば、上川法相の言う「熟慮に熟慮を重ねた上」というのがどんなものであったのか、何をどう考えたのか、少し具体的に説明しなくてはならないと思った。それを何も言わないのなら、闇に葬ったに等しい。

闇。その点でこの法相も安倍政権そのもののだ。結論、総論、抽象論のみを言い、具体的な中身がないのだ。何も考えていない。そう思われてもしかたない。結論、総論(「熟慮を重ねた」)を言うが、何をもってそう言うのか、それを支える具体的な話がない。日本人はいつになったら具体・抽象の双方を掲げての議論ができるのか。それこそが「議論」や「主張」の名に値するものなのに。

そしてもうひとつ。上川法相は「明鏡止水」の心境でいきたいという。心は澄みきり穏やかにして邪なところ何一つなく。そう言われて、我々は、はあそうですか、というしかないが、これまたいかにも安倍政権だ。私はこれを「呪文」と呼んでいる。呪文を唱えて、何かまともなことを言っていると思わせる手口。麻生なんか「適材適所」の一言で1年近く逃げ回り、結局逃げおおせたではないか(『呪文政治』https://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2018-06-07)。

犯罪の被害者遺族の中には、加害者が罪を自覚し反省してほしい、罪の償いを求める、という人もいる。再び、死刑の名のもとに、国家が人を殺すのではなく、と。今回、その機会は永久に奪われた。

もちろん、愛する者は事件でとつぜん命を奪われた、一方でその命を奪った者は生き永らえる、といったことは許されない、同じく命を奪われなくてはならない、とする考え方もある。応報主義。

熟慮というのは、その辺のことか?というと、それは全く分からない。

いずれにせよ「明鏡止水」というのなら、なぜ酒を飲んで、Vサインや親指を突き立てた姿で、にこやかに写真に集合写真に収まってバンザイの音頭なのか?理解に苦しむ。 あの写真の状況、熟慮とか明鏡止水などとは、およそ相容れない境地なのだ。

迷狂死酔と言ったら不謹慎か。そもそも宴会など開くのが不謹慎と思うが。

そして法相の「一点の曇りもない」「これに尽きる」
この言葉遣いには、とにかく驚いた。安倍政権が使ってきた不誠実極まりない、議論を封じるための常套句だからだ。自ら政権の隠れ蓑の中にすっぽり収まってしまった。

松本死刑囚ら7人の死刑執行 上川法相が会見 7名の死刑を執行
THE PAGE
(全文1) https://thepage.jp/detail/20180706-00000004-wordleaf
(全文2) https://thepage.jp/detail/20180706-00000001-wordleafk

上川法相「慎重にも慎重を重ねた上で死刑執行命令」
2018年7月6日朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL763WMLL76UTIL01J.html
死刑執行、情報公開は十分か 米は予定発表や立ち合いも:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL7B44JHL7BUTIL016.html
抵抗せず「自分のした結果」 中川元死刑囚、執行直前:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL7F4RXDL7FUTIL025.html
松本元死刑囚、「言い残したことは」に無言 執行前の姿:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL7F5K1SL7FUTIL03Q.html

https://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-06-28
【一点の曇りもなくて真っ黒け】

https://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-08-09
【一点の曇りもない】

スキャンダルや腐敗や違法・不適切行為が、あまりにも真っ黒で、疑惑の雲や霞すらなく、ほぼ100%事実ということ。漆黒の闇。闇夜のカラス状態。

用例:安倍政権は一点の曇りもない。

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一点の曇りもないと政権の言うとおりみな闇なんだから
 ~死刑執行計13人オウム
 [2018/07/27]

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