あんな人たち こんな人たち 安倍、菅、山本太郎、シュワルツネガー、オバマ、トランプ
先日、演説中のヤジに政治家がどう答えるかに関し記事を書いたが(『これを常識的という官房長官の非常識』)、2003年のカリフォルニア州知事選挙に共和党から立候補した俳優のアーノルド・シュワルツネガーにも面白い逸話が残っていた。
この映像の0:14秒のところで「パシャ!」と音がするが、卵が左肩に命中。
しかし、なにくわぬ顔で上着を脱ぐ。
そして1:29からの質疑が振るっている:
記者:「卵を投げつけられましたが、このこと、どう思いますか?」
シュワルツネガー:「あと、ベーコンをやってくれないことにはね。卵だけじゃ様にならんよ。しかし、まあ、これも言論の自由さ。素晴らしいことだよ。ここでは反対意見を大声で叫んでる。独裁制ではできないことだからね。だから私はこの国が大好きなんだ。物事は全体でとらえないとね。カリフォルニアは素晴らしい。アメリカは素晴らしい。誰でも自分の意見を声高に言える。みんなに言論の自由が保証されている。それが民主主義につながる。私はそれを信じているし、それは歓迎さ」
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しかしトランプ大統領となるとえらい違いである
トランプ:
そいつをつまみ出してくれ。
寒空に放り出せ。コートは要らん。
(外套なしに街頭へ、なんちゃってな)
オバマ:
わかった。言いたいことはわかったよ。
大声はりあげるのはやめてください。若い女性の方々。
トランプ:
私はそんなことはしないね。私自身がやるか他の人がやるかは知らないが、私なら喧嘩だ。
張り倒してくれ。ほんと。真面目な話。
オバマ:
あなたの言い分も聞いた。あなたのも。あなたのも。あなたのも。
場外に連れ出したりはしないから、私の言い分も聞いてもらわなければ困る。
お互いわめきあっても、らちはあかない。私は丁重に接してきた。質問にも答えたし。
私にも話しをさせてもらっていいかな。私の話を聞きに皆さん集まってきてるんだから。
トランプさんについては何と言っていただいても構いませんよ。
ホワイトハウスも様変わりでしょうからね。(ホテル風になったホワイトハウスの映像)
あの人にも言論の自由がある(オバマ)
「あんな人たち…」(安倍)私には言論の自由がある。
「自由ですから」(菅)
★山本は議員辞めろとヤジられて「そんなあなたの未来も守る」
★手のひらと首の角度に気持ちこめ政治家たちの違い歴然
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先日投稿した記事(『これを常識的と言う官房長官の非常識』)から一部を再録しておく:
望月記者(東京新聞):(安倍首相の)「こんな人たちに負けるわけにいかない」有権者をある意味、軽視しているかのような発言とも思えるんですけど、このような発言自体に問題があるとはお思いになりませんか?
菅官房長官:まったく(問題)あると思いません。
望月:その理由をお聞かせください
菅:ないからです。発言は自由です。
望月:秋葉原でのかなりの大声での抗議の声、私も見てて、かなり衝撃的でした。政府としてあのような声が出てくること自体をどのように重く受け止めていらっしゃるのか。
菅:失礼ですけどあなたの主観に答えることは控えたいと思います。
客観的なことについて事実に基づいて質問していただきたいと思います。
望月:では、秋葉原での声をどう受け止められたかですね。集会での声、あれほどの歓声の中での声が出てくること自体は、国民の政権に対する怒りの声という受け止めというのはないという理解でよろしいですか?
菅:ですからあなたの主観ですから。当然これは民主主義国家ですから、選挙運動というのは自由です。
オバマは去年、演説中に自分に抗議する人の言論の自由を逆に擁護した
演説中、トランプ支持者がプラカードを掲げて立ち上がり、オバマに抗議した。会場のオバマ支持者ら、クリントン支持者らが、この男に猛烈なブーイング。会場騒然。ブーイング鳴り止まず。
ところがオバマは聴衆を1分以上かけて懸命に静止した。「やめろ。やめろ。話を聞け。みんな静かに!」
ようやく静かになった聴衆に:「この男性は自分の支持する人をアピールしているだけ。なーんにもしちゃいない(*注)。心配するな。一つ、この国には言論の自由がある。二つ、彼は、この国のために軍務についた人のようでもある。そこには敬意を。三つ、ご老人である。それにも敬意が必要。四つ、ブーイングはやめよう。投票所で決着つければいい!」
Obama just lost control of the crowd in North Carolina which was shouting down a Trump supporter; Obama defended the guy’s right to protest pic.twitter.com/bTjHPvadcj
— Bradd Jaffy (@BraddJaffy) 2016年11月4日
広島で日本人を騙したなどとこのブログではオバマに対しては厳しいことを言ってきた。無人機の無差別殺人で戦争犯罪人だ、サウジへの武器売却(クラスター爆弾はイエメンの市民を殺している)で死の商人とも言ってきた。しかし、ここはオバマに軍配を上げざるを得ない。
自分と政治的な意見を異にする少数派(この会場では絶対的少数派)を重んじ敬意を払い、自由と権利を認め、擁護するアメリカのオバマ。対する日本は、相手を軽んじ、貶め、敵視し、威嚇し、恫喝し、無視し、ごまかし、嘘をつき、逃げ回り、、という安倍、菅、二階、稲田、下村、萩生田。
(*)オバマが He not doin’ nothing.「な〜んにもしちゃいねえ」と砕けた言い方をして会場に笑いが漏れる。このあたりも気取らないオバマの人柄だ。いいコミュニケーターであること、聴衆の心を掴むのも政治家の大事な資質。標準的な言い方では He is doing nothing.(あるいはHe is not doing anything.)なのだが、黒人などはnothingなのにさらにnotをつけて言う。私はアメリカにいた時、こう言うと、何もしていない度合いがもっと高く響く、黒人英語の言葉としての豊かさの一面だと話を聞いたことがある。
そして山本太郎。やっぱりあなたはすごかった。素晴らしかった。ただ者ではない!
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