八代から「オレンジ鉄道」に乗り一路南へ。
ややもやのかかった海の彼方に島影。
初めて習った漢詩を思い出す。
雲か山か呉か越か
水天髣髴青一髪
十二歳で親元を離れ鹿児島の下宿先は国語の先生宅。
先生は気が向くと朝食の前に漢詩を読み上げた。
私が、漢詩なんて朝飯前、と言うのはそのことである。
先生は唐詩が好きだった。
詩句は思い描く風景とともに記憶にあるようで
何かの拍子に思い出す。
頼山陽の天草の洋に泊すというこの詩の素読は
半世紀後のきょうのことを予見していたのか。
「瞥見す大魚の波間に跳(おど)るを」を私は
「瞥見す大魚の股間に跳(おど)るを」
などと唱えてもいたが。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
それにしてもオレンジ鉄道。
一両編成に運転士が車掌を兼ねる。
私がいちばん前に立ってカメラを構えると
「この先が海のよー見えてよかですよ」
と向こうから話しかけてくる。
「どちらから来なはったっですか?」
まるで山水画のような岩
< 蛾眉山月半輪の秋 >
の句が心に浮かぶ
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