(↑写真は極右の首都行進。毎日新聞の記事から)
アメリカは中間選挙を機に騒乱状態へ?!
騒乱は全米に広がってトランプ派(赤)と反トランプ派(青)で内乱へ?!
名付けて「赤青戦争」(せきせいせんそう)!!
さあ、いよいよアメリカの中間選挙。書きたいことが山ほどあったのだが、
日本国内の動きにかまけているうち、ついに直前になってしまった。
ここから少し書いていこうと思う。アメリカが内乱状態に?という話。
アメリカの独立記念日の7月4日、首都ワシントンを
星条旗ではなく南部連合の旗(南軍旗)を掲げて練り歩く
不気味な覆面男たちの行進、、
これはパトリオット・フロント(愛国戦線)という白人至上主義の団体である。
ワシントンで白人至上主義者数百人が行進 建国250年の記念日
共同通信 2026/7/5 https://mainichi.jp/articles/20260705/k00/00m/030/107000c
「アメリカを取り戻せ!」
と叫んでいる。
有色人種を排除して白人だけのアメリカにしよう
と訴えているのだ。
それは人種差別を行い移民を排斥するアメリカということ。
移民が嫌いなのはトランプ大統領と同じだ。
実際、トランプはこういった団体を明確に非難することも、否定することもしていない。
トランプ氏「両者に非がある」 白人至上主義者の衝突で
朝日新聞 2017年8月16日 https://digital.asahi.com/articles/ASK8J2F1KK8JUHBI009.html
この日も黙認だ。
言論の自由は憲法でも保証されている、行進をやめさせる理由はない、と閣僚の発言。
それどころかトランプ、2020年の大統領選挙では、意味深な言葉を極右過激派に向けて発し続け、行動を呼びかけ、最後は翌年1月6日の議会襲撃事件に至ったのだった。
これは2020年9月30日の候補者によるテレビ討論会の一コマ。
司会クリス・ウォレス:あなたは白人至上主義や右派民兵の集団を非難しますか?
そしてもっと大人しくすべきだと言いますか?
ケノーシャの街やポートランドで起こしたような暴力沙汰はもうやめにしろ、と。
トランプ:何を言ってもいいが、私が目にする暴力はほぼすべて左翼によるものだ。右翼ではなくて。呼びかけてもいいよ。私は平和を望む。
ウォレス/バイデン:じゃあ言いなさいよ。
トランプ:誰に言うんだ?教えてくれ。
ウォレス:白人至上主義者たちに。
バイデン:プラウド・ボーイズだよ。
トランプ:プラウド・ボーイズよ、ここは引き下がって待機せよ。
だが言っておくが、誰かがアンティファ(左派の反ファシスト・グループ)や左翼を
何とかせにゃならんよ。これは右翼の問題じゃないんだ。左翼の問題なんだから。
バイデン:いや、FBI長官がアンティファは理念であって、組織ではないって言ってる。
トランプ政権のFBIがそう言ってるんだよ。
こういうやりとりで名前が上がって一躍有名になった極右民兵組織プラウド・ボーイズ。
メンバーたちはその気になって、翌年1月の議会襲撃事件では主導的な役割を果たすまでになっていた。
11月3日の投票だった大統領選挙だが、トランプは郵便投票に不正があったと言って負けを認めず。
「選挙はイカサマ」「選挙は盗まれた」「盗みを止めろ!」などと支持者に訴えた。
12月19日に本人が投稿したTwitter:
「2020年の選挙が(自分の)負けだなんて統計的に不可能だ。1月6日、ワシントンD.C.で大規模な抗議デモを行う。そこに集まれ、荒れるぞ!(Be there, will be wild!)」
これを「ワシントンに集結せよ」という呼びかけだととらえた支持者たち(MAGA派)や
極右過激派(プラウド・ボーイズやオース・キーパーズ)やQアノン派(陰謀論者たち)は、
翌2021年、議会がバイデン候補の当選を確定する手続きをすることになっていた1月6日、
ホワイトハウス近くのエリップス公園で支持者集会「セーブ・アメリカ・マーチ」(「アメリカを救え行進」)を開いた。
そこにトランプ自身が登場しこう演説:
「議事堂まで歩いて行こう」
「我々は議事堂へと歩いて行く」と語り、
支持者らに議事堂の方へ移動するよう促したトランプ。
「戦わなければ、この国はなくなってしまう」
「必死に戦え(fight like hell)」
「戦わなければ、この国はなくなってしまう」
などと、徹底抗戦を呼びかけたのだ。
その直後だった。集まった支持者らが連邦議会議事堂へ乱入・占拠。
議会への突入で中心的な役割を演じたのは冒頭紹介したパトリオット・フロントではなかったが、
少なくとも数人が加わっていたことがわかっている。
チノパンに紺色のシャツと帽子に白い覆面。
彼らが行進で掲げる南軍旗は、南北戦争(1861-65)のとき、奴隷制の維持を主張して合衆国を脱退した南部連合の旗だが、今では人種差別や白人至上主義の象徴とみなされており、物議をかもす旗である。

2015年には、サウスカロライナ州の黒人教会で白人至上主義者の男が銃を乱射し、黒人9人が殺される事件が起きたが、その犯人も南軍旗と共に写真におさまっていた。この旗を見ると、そういう怖さを今では感じる。
その事件を機に、南部諸州の公的な場から、この旗を撤去する動きが広がった。その旗をこの男たちは今なお掲げながら、顔を隠して首都ワシントンを行進しているのである。
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7月のトランプ演説を振り返る。
「中国が米有権者情報2億件超を不正取得」
7月16日の国民向けの演説でこう語ったトランプ。
いよいよ中間選挙乗っ取りへ動き始めたのではないのか
と私は思った。
まずは再び、「選挙が危うい」、「選挙はイカサマ」、そういった先入観をサブリミナル・メッセージのように支持者らに植え付ける。それがこの演説だったのでは?
2021年1月の議会襲撃事件のときも負けを認めず、「選挙が盗まれた」「盗みを止めろ」というトランプの掛け声で決起した忠実で過激な支持者たち。
あの時も「待機せよ」「激しいことになるぞ」「死ぬ気で戦え」などといったトランプの意味深な言葉に、MAGA派(熱烈なトランプ支持者)や白人至上主義者(極右民兵組織)や陰謀論者(Qアノン支持者)らが行動に突き動かされていった。
首都に集結した数万人、連邦議会議事堂周辺に数千人、
議事堂に突入して逮捕、起訴されたもの1,500人あまり。
トランプは2025年1月、2期目に就任してその初日に
彼らへの恩赦を行った。
一時は壊滅的な打撃を被っていた極右集団(プラウド・ボーイズやオース・キーパーズ)もメンバーが釈放され、再び活動を活発化している。
服役していた彼らもトランプによって恩赦が与えられて出獄。
民主党政権下、不当に迫害されたとして裁判を起こし、莫大な賠償金を手にしている。
それまで山岳地帯に軍事訓練施設を作ったりして拠点は南部だったが、
今では全米的な組織になっているという。
今週の中間選挙では再びトランプの発する犬笛に呼応して全米各地で暴れ回るのでは??!!
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トランプが発し始めたのは、そんな極右過激派に対する暗示、サブリミナルメッセージだろう。
すでにトランプは筋書きを書いているはずだ。前回、襲撃事件に至るプロセスで発した過激派や熱狂的な支持者向けの意味深な言葉(決起を促す暗示的なシグナル)を再び発して、過激派もそれに敏感に反応、、恩赦で出所したプラウド・ボーイズやオース・キーパーズは、もう何をしてもトランプ様は許してくださると勢いづいて、行動に掻き立てられるのではないだろうか。
トランプは例えば10月下旬にも「自分には大統領3期目の権利がある」などと演説している。
上に紹介した7月のテレビ演説も、アメリカの選挙がいかに脆弱か、外国の干渉に弱いか、
アメリカという国が存続するには選挙を守らなくてはならない、といった内容だった。
前回2021年1月の議会襲撃事件の時は、「選挙が盗まれている」「盗みをとめろ!」
これを聞いて過激派は行動に駆られた。今回もそれに類する何か決起を促す意味深なことを言ってくるはずだと思っていたが、この3期目発言もその一つだろう。
その一方で、憲法でそれは認められない、などとも語るし、「襲撃しろ」などと具体的なことは一切口にしない。その辺は、「私は誰にも指示は出していない」と言った安倍晋三と同じで、言い逃れる余地を残しているのだと思う。
トランプは「選挙保全部隊」なるものを作ると言っていた。
各地の投票所に配置する選挙ボランティアだ。今や各地に支部を作って全米的な組織になっている極右団体、民兵組織の連中は、山岳地帯で軍事訓練をやっているような軍事オタクだし、「部隊」と聞いて喜び勇んでこの「選挙ボランティア」になっているのではないだろうか。投票所は前回のトランプの言葉ではないが、「荒れるぞ」という情勢だろう。
反トランプ陣営にも過激派がいる。銃社会のアメリカだし、戦争中毒国のアメリカには戦闘経験者も多い。ライフルはおろかドローンまで繰り出して来かねない。衝突必至?!
あとはトランプが反乱法を発動して軍を動員。非常事態を宣言。全権掌握の完成?
選挙ボランティアに化けていた極右過激派は本性をあらわし、
ヒットラーの突撃隊ないし親衛隊のようになっているーー
というのが私が恐れる「赤青戦争」の流れである。

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最後までお読みくださり有難うございました。
次回をお楽しみに。


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