南海トラフ注意、株価暴落注意、そして、、

私が東京脱出を去年急いだのは、ひとつには
「安黒バブル」の崩壊が近いと感じたこと、
巨大地震(南海、東海、首都直下)や(富士山噴火?)原発事故なども
そう遠くないと思ったことがあるのだが、
それがまるで今、たて続けに起き始めたかのようだ。。

株価暴落のほうは、引き金となった利上げについて日銀が
これからは市場や経済の状況に配慮しながらタイミングを考える
という「ハト派発言」が出て、再び円安に振れ、
株価も反発した。

日銀副総裁「ハト派」発言、市場ムード一変 株価下値から2000円超上昇
2024年8月7日 ロイター https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/E6ETCQAMPNPONOBTLD4SKZC33I-2024-08-07/

しかし

これで株暴落が沈静化したと思うのは早計

株が戻れば人為的に無理やり株価を釣り上げた「安黒バブル」が続く
ということであり、再びなんらかのきっかけで急落しよう。
アメリカは利下げへ、日本は利上げへ、という構造もそのままなのだから
また円高にも触れるだろう。

一方、円が安くなれば、外国からは日本株を買うコストが安くなる。
だから円安となればまた株を買う。日経平均上昇。
その後、円高になって株が下がり初めても、円高の利を乗せて売ることができる。
どっちに転んでも美味しい、一粒で何度でも美味しい日本市場、
という外国人投資家だろう。
新NISAとかこれからは投資とか言って高値をつかまされる日本の個人投資家こそ
いいカモじゃないのか。

2日、5日が株価に激震なら、8日、10日は日本列島に激震だった。

8日は宮崎で震度6弱。
熊本の我が家はなにしろ古い木造住宅
スマホがギュンギュン鳴って家がゆさゆさミシミシ揺れるものだから
表に飛び出してしまった、、

そして気象庁から「南海トラフ地震注意」

すると10日には神奈川で震度5弱

関東大地震の前触れ?

ニュースは「内海トラフと関係ない」のほうを強調しているが
注意すべきは今後首都圏を襲うであろう大地震との関係ではないのか?

関東大震災(大正12年・1923年、M7.9)の震源、神奈川県西部では、
数年前からその予兆のような大きな揺れがあった(大正9年、10年、11年)。

そして原発の怖いニュース

9日、福島第一原子力発電所2号機の使用済み燃料プールの冷却を停止したという。
プールとつながっているタンクの水位が、急に減り始めたためで、
今後原因調査を行うというのだが、現場の放射線量が高くて、
どう調査したらいいかも分からない、いつ復旧するかも分からない。

冷却を停止したときのプールの温度は34.5℃。
温度が65℃になると、周囲のコンクリートに問題が生じる可能性があるというのだが、
東京電力によると「プールの水位は確保されていて、上昇したとしても最大で46℃ほどなので、安全性に影響はない」、外部への水の漏えいもない、周辺のモニタリングポストの有意な変動もない、周辺環境への影響はない、というのだが、
嘘や誤魔化しが得意な電力会社の言い分をいちいち鵜呑みにはできん。

火山も動き始める?

11日には宮崎と鹿児島にまたがる霧島連山のニュース、、

霧島連山で地震増加 噴出現象が突発的に発生の可能性も 気象台 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240811/k10014546321000.html

8日の日向灘での地震と関連しているのか?

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これから株バブル崩壊が不動産バブル崩壊なんかに飛び火した日には目も当てられない。
1929年のニューヨーク・ウォール街の大暴落など、その後反発はすれど、
同じ株価水準を取り戻すには25年もかかっている。
最終的に戦争特需で戻したということだ。
日本でもそういうことを考えている人はいるだろう。
財界とか自民党とかネトウヨ界隈。。
実際、JR東海の故・葛西名誉会長など「どこかで戦争が起きてくれないものか」
と発言したと言われる(通訳をした人の証言)

安倍晋三が目指していたもの、その「土台」を引き継いだ岸田文雄なんかが目指しているのも、
同じようなことだろう。

今起きているそういう勢力とのせめぎ合いが脱・安倍、日本正常化の動きだと思う。

日本は今、「脱・安倍時代」という「日本正常化」
産みの苦しみを味わい始めているようだ。

「安黒」の異次元の金融緩和(異次元の量的緩和、マイナス金利、日銀の国債買上げ、、)
に代わる植田新総裁の引き締め、まずは国債の購入を減らし、利上げ、、
主要国でひとり日本だけが下がり続ける実質賃金に終止符をとばかりに賃上げ、、
最低賃金も上げた(韓国より低く豪州の半分という日本)
原子力規制庁も初めて原発再稼働を認めない決定、、

しかし利上げは株式暴落の引き金となってしまった

メディアは米経済の先行き不安から下げた
と言っているが、それならなぜアメリカより
日本の株の下げのほうがきつくなっているのか?と言いたい。
それはやはり日本の株式市場が「安黒時代」に作り出されたバブルーー「安黒バブル」を
今なお引きずっているからだ。

メディアはそこを伝えない。まだ忖度してる。
メディアはその点、まだ脱・安倍ができていないのだ。

株の暴落は利上げが原因ですかとfacebookで聞いてきた人がいて
なんで私が答えなくてはいけないのか、と思ったが一応答えたよ。

はい、引き金にはなっています。
アメリカが金利を下げ,日本が上げるとなると円が強くなります。
実際、急激な円高が進んで(それまでと真逆)、1ドル160円から一挙に140円みたいになって、
それを受けて東京市場で株が暴落という動きです。

日銀が政策金利を0.25%程度に引き上げる追加の利上げを決定。

日銀 追加利上げ決定 政策金利0.25%程度に
2024年7月31日 NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240731/k10014530751000.html

それまでは安倍が黒田にやらせていた異次元の金融緩和。金利はゼロからマイナス、通貨を大量に発行して市場を金でじゃぶじゃぶにし株を買わせて株価を釣り上げるという極めて異常なことをやっていたわけです。円はドルに対して安く誘導して日本製品が海外で安く売れるようにして日本のメーカーに儲けさせて来た。あるいは、外国人観光客が「安い国」日本に来やすくした。「インバウンド」なんて言葉まで日本語で流通。。

しかし、金でじゃぶじゃぶというのはいかにも危ない。
バブルが生まれ、バブルは必ず弾ける。
金利ゼロで円安だと輸入品のコストがかさみ日本はインフレが進んで困ったことになる。

たとえば日本はエネルギー、自前でまかなっているのは10%ちょい。
食料なんかもカロリー換算で38%とか言ってるが、家畜の飼料とか種子まで含めると
これも10%くらいらしい。円安が進むと日本人は飢える。

だから、植田さんーー新しい日銀総裁ーーは
これまでの安倍・黒田路線の異次元の政策を改めようというのだが、
これが難しい舵取り、、金利を上げると円高になって株安を招く、、
しかし,低金利、円安を放置すれば、下手すると国が滅びる、、というジレンマだ。

これは亡国の道、すなわち異次元安倍黒田の「安黒」、から脱却して、
国をより正常で健全な脱・安黒時代に移行しようという産みの苦しみなのだ。

脱・安黒の成功を願うばかりだ。
それが出来なければ、今度は安芸高田の前市長・石丸伸二
のような別の異次元にこの国は行ってしまうかもしれない。

石丸が来ても日本は滅びの道。。

円安に持ってゆくなんて愚かな策だよ。

昆虫食をという動きがあるが、円安で食料の輸入が高くつくからと
コウロギやハエまで食って我慢して、トヨタとか輸出企業を助けますかね。

「安黒」の時代、日本は国の富を失っていった。
技術革新ではなく安さで勝負するようなしょぼい国になってしまった。
以前ほど外国にも行けない。
外国に行っても以前ほど物も買えない。

逆に外国人は日本が安い安いとどんどんやって来て国を荒らしてゆく。
日本人は外国人さんイラハイ、イラハイ、
そんな彼らにヘイコラヘイコラしてお金を落としてもらうような
情けない国に成り下がってしまった。

財務省・金融庁・日銀が3者会合、株価変動も「経済改善」
2024年8月6日 日経 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA063S00W4A800C2000000/

日銀・内田副総裁「金融市場が不安定な状況で利上げせず」
2024年8月7日 日経 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB071TF0X00C24A8000000

日銀副総裁「ハト派」発言、円安・株高:識者はこうみる
ロイター 2024年8月7日 https://jp.reuters.com/…/K6OJDGEQOJKD5DDTRGWZJVNSY4…

個人消費弱い中、踏み切った利上げ 歴史的な円安や自民総裁選背景に
2024年7月31日 朝日新聞 https://digital.asahi.com/articles/ASS70425GS70ULFA01BM.html

結局日銀は今回の株価暴落を反省材料に
次に利上げするときは市場の状況などを見て
もっとタイミングを考えますと「ハト派発言」
これで株の暴落も止まって再び上昇に転ずる急反発の動きのようだが
まだまだこれで暴落が収束と考えるのは早計である。

私は一年前、東京を引き払って熊本へ帰ってきた。
冒頭に書いたように、私を東京脱出に駆り立てたのは
いよいよまずいことになってきたという焦りだ。

株や不動産のバブルの崩壊が近いと思ったこと、
巨大地震や原発事故なども迫ってきていると感じたことがあるのだが、
それがまさに今たて続けに起き始めたかのようだ。。

1年前、引っ越す直前も
まだ東京のマンションの売買契約が完結していないのにいろいろ起きるので
焦ったものだ。

なにしろほんの数年前の価格の?倍で売ろうとしていたのは
築59年(東京の「マンション」のはしりともいうべきポンコツ)の物件。
なんでこんなものがこんなに高く売れるのだ?!
どう考えても東京はバブルだと思った。

だから、頼むからまだ弾けないでくれと
facebookでは私の引っ越しが済むまで
バブル崩壊や経済破綻や天変地異は起きないでくれ、
「待ってくれ!」と盛んに書いていたのだった。

待ってくれ
日経平均は大幅反落、高値後急落し値幅794円
2023年6月7日 ロイター https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-close-idJPKBN2XT0BX/

欧米の銀行破綻も伝えられ
「もう少し待ってくれ」を連発していたのを思い出す。

もう少し待ってくれ
「圧力容器が落下しても大きな影響なし」と東電、規制委は再検討を要求 
土台の損傷で予測

2023年6月5日 東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/254851

原発は今のところ異常なし

揺れるたんびにこれだもんな。

宮城福島で地震 M6.1 〜2分後にM7.4震度6強
のら猫寛兵衛 2022年3月17日 https://noraneko-kambei.com/2022/03/17/1301/

今回も

島根原発・伊方原発・川内原発・玄海原発で異常確認されず…原子力規制庁
2024/08/08 読売新聞 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240808-OYT1T50208

関東大震災でも山手線の内側は沖積平野でよく揺れたという。
池袋,新宿、渋谷と続く山手線がその堆積物の平野と
岩盤のしっかりしている武蔵野台地との境目。
だから世田谷なんかではそんなに揺れなかったとか。

私が去年まで住んでいたところ(渋谷区富ヶ谷)はその台地のいよいよ終わるあたりで
微妙な場所だった。

地震が迫る、こんなところで瓦礫や人混みに塗れて死ぬのは嫌だ、
と東京脱出を急いだが、引っ越して来たこちら熊本だって安心してはいられない。
400年前の大地震の時は8年をはさんで2度揺れており、
今回これからまた2度目が来てもおかしくないと思うからだ。

熊本に隠遁したところでこれだから必ずしも安全というわけではなく
下手をすると飛んで火にいる夏の虫、、
老朽ポンコツ玄海原発(本来なら引退のはずが無理やり稼働させてる限界を超えてる原発)に
中央構造線上の真上、神話では地震の神様が鎮座まします佐田岬に建つ伊方原発
(南海トラフとなれば巨大津波が直撃するかもしれない原発、、)
さらにはその中央構造線の伸びた先にある川内原発
(これを「世界で最も安全な原発」と言ったのが安倍晋三だからして危ないったらありゃしない)
その三つに挟まれているのが熊本なのだ、、

川内原発は下を断層が通っているという学者もいれば、送電線やフィルターが大量の火山灰をかぶれば 外部電力を喪失する可能性があるという学者もいる。そして現に、ほど近い霧島連山で火山活動が活発化しているというニュースが出たばかり、、)

霧島連山で地震増加 噴出現象が突発的に発生の可能性も 気象台 
2024年8月11日 NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240811/k10014546321000.html

かと言って東京にとどまっていたら
「断層の上の世界で最も危険な原発」などとひと頃よく言われていた静岡の浜岡原発
(フクシマを受けて津波対策ーー薄っぺらい通称「ふすま」で周りを囲ったが、
中西・前経団連会長は万全な安全対策が採られているようだ、早期に再稼働を、と言っていた、、)や今どうなっているのか本当のところはよく分からない福島に挟まれて、、

「一家に一枚」原発/プレート地図

南海トラフ地震臨時情報 巨大地震に注意引き続き備え確認を https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240811/k10014545691000.html

関東大地震の前触れ?

冒頭にも書いたが、このニュース、「内海トラフと関係ない」
のほうを強調しているが
注意すべきは首都圏を襲う大地震との関係ではないのか?

大正12年1923年の関東大震災(M7.9)の震源は同じように神奈川県西部だったし、
数年前からその予兆のような大きな地震が起きている(大正9年、10年、11年)。

学者の論文から引用しておこう:

「次の「関東地震」はいつ来るの?

関東地震は相模トラフ沿いに発生したプレート境界型の地震であるが、このような地震は100~数百年程度で繰り返されることが知られている。大正時代の関東地震のひとつ前の地震は、1703年の元禄時代に発生したもので、この地震に関しては建物被害や津波の記録が多く残されており、相模トラフ沿いのプレート型巨大地震であることがほぼ確実である。

元禄関東地震の前の地震はよくわかっていなかったが、最近の研究によって、古文書等の記録や津波堆積物の調査などによって次第に相模トラフ沿いの地震がわかるようになってきた。これらにはかなり不確実なものもあるが、“そうかもしれない”から“かなり確実”と考えられる地震としては、878年元慶(がんぎょう)、1293年正応(しょうおう)、1433年永享(えいきょう)、1495年明応(めいおう)などの地震がある(例えばIshibashi, 2020)。

これらの地震の繰り返し周期は、元慶から大正の地震まで、それぞれ415年、140年、62年、208年、220年となり、平均間隔は209年、標準偏差は±117年となってかなり幅が広い。政府の地震本部では、地震発生の物理過程を加味して「現時点から30年以内に地震が発生する確率」を「確率予測」として用いており、これを用いて「2023年から数えて30年以内に発生する確率」は19%である(Satake, 2023)。上述したいくつかの古い地震にはある程度不確実な地震も含まれているため、これらを除くと上記の「確率予測」の値は10%以下にまで減ってしまう(Satake, 2023)。

これらのことを考えると、次の関東地震が来るまではまだ間があると考えてよいかもしれない。しかしながら、これから数十年を経過するとこの確率は格段に上がってくることが予想される。また、我々を襲う地震は関東地震だけではない。M8クラスよりは小さいがM7クラスの地震が東京を含む南関東で30年以内に発生する地震の確率は70%とかなり高く、いつ起きてもおかしくないだけでなく、起これば場所によっては関東地震よりも大きな被害が出ることが昨年の東京都による首都直下地震の被害想定(2022)でも推定されている。…」

関東地震とはどんな地震だったの?次はいつ来るの? 
大正大学地域構想研究所 客員教授 加藤 照之
https://chikouken.org/report/report_cat05/14882

これを要するに、首都圏の大地震、いよいよじゃないのか?
そして南海トラフにしても。。

そして原発だ。

島根原発・伊方原発・川内原発・玄海原発で異常確認されず…原子力規制庁
2024/08/08 読売新聞 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240808-OYT1T50208

大きな地震のたびに出る「なになに原発では今の所、異常は確認されていない」

それにしてもNHK、あいも変わらず,原発の近くの震度は表示しない。。

能登半島地震に見舞われた志賀原発も怖かったが
いま原発の怖いニュースはこれだろう。

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