ウィーンの無理の物語♩

うぃ~~~んと飛行機は旋回
先回どおり気がつけば国境なき通訳団

重い機材を背負ってよろよろたどり着いた会場
なんとか通訳席をゲリラ的に設置して
いよいよ始まる

 
ウィーンの無理の物語
 
核兵器の人道上の影響に関する第3回国際会議
フェイスブックより再録
Redirecting...

ウィーン高年通訳団

先ずは市民フォーラムの二日間終了。
中でもマーシャル諸島の外相の講演がすばらしかった。
アメリカが1950年代に住民に事前に知らせることなく
盛んに核実験を行った同国(当時は信託(trust!)統治)は
核保有国がNPT条約の謳う軍縮義務を果たしていない
として今年ハーグの国際司法裁判所に提訴。
補償、賠償を求めての訴えではない、人類のため
というその格調たかく、心のこもった話に胸を熱くした。
後日もっと詳しく伝えたい。

この裁判は大いに注目すべきもの。
日本との関わりも見過ごせない。
今年フェイスブックでも書いたが
第五福竜丸のほか実は他に
何百隻という日本の漁船が被曝していた。
日本政府は長年そのデータを隠していた。
被曝の隠蔽。
南太平洋では今なお帰還できない島がある。
帰還していても除染が今なお続き、
地元産の食材は食べられず食事は缶詰という場所もある。
1950年代の核実験だがガンや先天性異常など健康被害が今も続いている。

市民フォーラムでもう一つ凄かったのが
エリック・シュロッサー(ジャーナリスト)の話。
核兵器の偶発的使用・起爆が戦後起きなかったのは
奇跡、ぎりぎりで回避された多くの例があるとして
いくつかを紹介。
人間は必ずミスを犯す、機械は必ず故障する、
先日私が原発に関してこのブログに書いたばかりのことだ。
ユーモアを交え
随所に底知れぬ恐怖をのぞかせながら
実に説得力のある話だった。

明日から政府会議。ドナイなるん?

ここに行きたかったが果たせずウィーン楽友協会


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