石光真清の手記と本妙寺、白川、、東京都知事選挙

このブログへの新規の投稿も旧ブログからの引っ越しも
かれこれもう3ヶ月近く滞ったまま
となってしまった。

これまでのところ引っ越しは失敗だった。

フェイスブックの投稿がたまった所でそれをつなげてブログの記事にする
というのが自分のやり方なので、フェイスブックの写真等が
このワードプレスのブログはスマホで正しく表示されない
ということを知り
どうしてもその問題が解決せず
頭を抱えてしまったのだ。

しかし今更、猥雑な画像や広告や他人の記事の紛れ込むSSブログなどに
戻りたくはない。

ワードプレスが改善されて
フェイスブックの写真の右側が欠損しないようになるのを
待つしかないのかもしれない。

それにしてもフェイスブックへの投稿がわんさかと溜まってしまった。
どこからどうブログの記事にまとめたらいいものやら。。

新ブログでは実際に自分が引っ越してきた熊本のことを書き
先の記事では白川や本妙寺のことに触れた。

今回はそこから東京都知事選挙につなげてみるか。。

そこでその橋渡しとなるのが
『石光真清の手記』(中公文庫)である。

父は「もうだめだ」と息子の顔を見守るばかり。

それでも母親は息子を抱き寝して幾日も看病を続けた。

忠三がもはやもがく力もなく脈拍も細り
呼吸もほとんどあるかなしかの状態となって臨終が迫った時、
我が子を抱いて寝ていた母親は無心に枕元のあちこちを見回した。
丁度手の届くところに夫の大事にしている硯箱があった。
それを引き寄せる。

「何ばするか」

と問う夫には答えず、
中から筆を取り出すと筆先の毛をむしりとり、
竹の輪ばかりにして息子の口へ差し込み、
一方を自分の口にくわえて、
幼子の喉に詰まるものを吸い取った。

これで息子は息を吹き返す。
母が筆の筒を吸い続けると息子の唇がピクピク動き出し、
手足も動かし始めた。父はこれを見て涙を流して喜んだが、
母は一心に吸い続け、2昼夜一睡もしないでこれを続けた。

父は息子が元気づいて目を開いたのに安心して
2日目の夕方に初めて就寝した。
すると夢を見た。

熊本城の築城主・加藤清正公が現れ
「この子の病気は必ず全快する。決して心配に及ばぬ」
と言い残して姿を消した。

夢から覚めると、
進歩的で迷信を嫌い神や仏の話も好まなかった父が、
本妙寺のほうに向かって手を合わせると妻にこう告げた。
「忠三は今日から清正公の正の字を頂戴して正三と改名する」

正三は長じて石光真清と名を改め、生涯に膨大な量の手記を残した。
死後焼いて捨てるはずだったものだが、
真清の息子・石光真人が編集し「石光真清の手記」として4巻本になっている。
加藤清正の夢枕の話はその1巻目『城下の人』に出てくる。

さて、第4巻『誰のために』には
関東大震災の時のことが出てくる。

家族のことを心配しシベリアから急遽帰国した真清。
シベリアにいた経緯はネタバレになるので伏せておくが、
第一部『城下の人』からは予測もつかない
全く違う世界、驚きの展開、
という2〜4巻である。
『石光真清の手記』(中公文庫)
(1)城下の人(2)曠野の花(3)望郷の歌(4)誰のために

彼が生きていたら都知事選、小池なんかには入れないだろう。
蓮舫に入れるに違いないと私は勝手に推測する。

朝鮮人虐殺の慰霊の追悼文を送らなくなった東京都知事・小池百合子。
在日朝鮮人・韓国人を「三国人」と呼んだ石原慎太郎ですら
追悼文は送っていたというのに。

そのことを聞かれてもはぐらかして答えない。
なぜか東京大空襲の話にすり替わる。
この不誠実な態度には驚くばかりである。

歴史に向き合わないこんな人物が東京都知事でいいわけがない。

「逃げる小池」

「逃げる」と言っても、選挙というレースで先頭を走っている
という意味ではない。
質問に答えない、質問をはぐらかす、ということ。

食い下がると得意技「排除」を繰り出す。

「先ほどお答えした通り」の一言で追及をかわしているが
答えていないのである。
こんなふざけた答弁はまさに安倍晋三や菅義偉と瓜二つ。
裏金問題で国民の不興を買っている自民と
いくら距離をとってみたところで
小池と自民は一つ穴のムジナである。


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