2022 いい年ですから前に進めて下さい ~無酔人経綸問答

西海先生がんらい酒をはなはだ好むも
体をこわしてからは一滴も口にせず
もう酔うこともない
そこへ下戸の紳士君
酒豪でいくら飲んでも酔うことのない豪傑女史
この二人がやってくれば談論風発
正月から酔いもせぬ
無酔人経綸問答
となるわけである


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無酔人経綸問答(1)
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それにしても雑な盛り付けであった
雑煮というくらいだからしかたない
許してたもれ

紳士君:
見かけによらず味は最高

西海先生:
なにせ雑煮ささやく男
ですから
意味わからんでもよろし
分かる人は分かる(笑)

豪傑女史: 中江兆民の南海先生かと思えば
時代変わって西海(さいかい?)先生ですか
人気順位も最下位
なんてね

それにしても読売新聞の「新春展望」で
安倍元首相が言っていますが
今年最大の焦点はやはり台湾情勢でしょうかね
中国の現状変更の試みをやめさせよと
「台湾有事となれば沖縄・尖閣諸島も危機にさらされる
日本は、日米同盟を強化するとともに、
自らの防衛力を高めなくてはならない」
とね
そして新年早々岸田首相に注文ですね

「対中国で最前線に立っているのは日本であり、
日本こそ各国をまとめる指導力を発揮しなければならない、
ということを意識してもらいたい」

紳士君:
行き詰まって政権投げ出した過去の人が
いつまでも出しゃばるものではありません
メディアも安倍氏の言動を
いちいち伝えなくてよろしい
しかも元旦の特集で
「最前線で」有事を煽るなど
愚の骨頂です

西海先生:
読売新聞みぎより新聞
いよいよ歪んだメディアになってゆく
日本維新の会と「包括連携協定」
なんてものまで結んでしまったな

豪傑女史:
安倍さんの「新春展望」を続けますと
「今、領土を奪われる危険にさらされているのは日本。
昨年、創設されたAUKUS(オーカス)は、
豪州の原子力潜水艦の開発協力が主眼だが、
防衛装備品の共同開発に日本が関与する余地はあるはず」

紳士君:
「防衛装備品」などとごまかすのは
危険な言い換え
要するに兵器のことです
平和が国是の国に相応しくありません

豪傑女史:
安倍さんによると
「自由で開かれたインド太平洋」を提唱し、
中国の振る舞いに警鐘を鳴らしてきたのは日本。
いざという時に引けば、「日本は口先だけだったのか」
ということになる。
ということで再び注文ですね。
「岸田政権には、日米豪印の枠組み「Quad」など
各国との連携を一層深めてほしい」

西海先生:
AUKUS(豪英米)にせよQuad(日米豪印)にせよ
落ち目のアングロサクソンばかり
およびその旧植民地と現属国
感心しませんなあ

豪傑女史:
いいじゃありませんか
横暴きわまりない中国を押さえ込むには
仲間を増やさなくてはいけません
軍事には軍事で対抗
日本も早く憲法を改正して
自衛隊を軍隊へ格上げしなくっちゃ
安倍さんも攻撃力だと言っていますよ
いわく
「防衛政策は、大きな転換を図るべき時期を迎えた。
変則的な軌道で飛ぶ北朝鮮の弾道ミサイルや、
中露の極超音速滑空兵器に、
今のミサイル防衛体制は太刀打ちできない。
「これ以上、ミサイル防衛に資源を投入するより、
打撃力を持つ方が合理的。
日本は、長距離巡航ミサイルの配備など、
打撃力の強化に予算の重点を置くべき」

きましたねえ
打撃力ですよ

「日本が攻撃されて被害が出たら、報復は米軍に頼ることになる。
米軍が自衛隊に「一緒に戦いに行こう」と言っても、(…)
自衛隊は「一緒には戦えない」と拒否することになる。
これでは同盟は機能しない。
敵基地攻撃能力の保有は必須だ」

そうこなくっちゃ
敵基地攻撃力

紳士君:
愚かなことです
安全になろうとして
互いに軍備を増強
その結果いよいよ危険なことになってゆく
結局は戦争になって多くの死者
古今東西そうでした
世に言う「安全保障のジレンマ」です

豪傑女史:
でも安倍さんは言います
「ロシアによるウクライナ侵攻を西側が食い止めなかったら、
それを見た中国の習近平は、台湾に対してどう動くだろうか。
アメリカのバイデン大統領は、ロシア軍の動きに対し、
「米国単独で軍事力を行使する選択肢は今のところない」
と述べたが、これは間違っている。
世界の安定は、米国の圧倒的な戦力と、
悪さをしたらどんな報復を受けるか分からない、
という警戒感で保たれている。
米国が早々に「何もしない」と明言したらいけない」

日本だって戦力を持たないとか戦争を放棄する
なんて憲法をいつまでも持ってるから
なめられるんですよ

紳士君:
平和憲法は日本の宝
世界遺産です

西海先生:
宝の持ち腐れだからだめなんだ

紳士君:
去年なくなった
昭和史の半藤一利さんの言葉
思い出しますよ

「この日本の国というのはね
(軍事力では)守れない国なんですよ。
北海道から沖縄のほうまで、すごい海岸線なんですよ。
で、私たち国民は岸辺に住んでんですよ。
原発が全部海岸線にあるんですよ。
54基もあるんですよね。
これね、どうするんですか。
狙われたら、これ、防げませんよ。
放射能が一気に出てきますよ。
私たちのリアリズムはね、
この国は(軍事では)守れないんだから、
外交力とか文化力を発揮し、
なんとか戦争にもっていかないようにしなければ
ダメなんだということをですね、
きちっと認識しなければいけないんですよ。

平和国家であるという日本、
この60年間とにかく戦争をして人を殺したこともないし、
その民族がねやっぱりね、今こそしっかりと発言すべきなんですよ。
「戦争はよくないですよ」ということだけでもいいんですね。
そういう外に向かっての声を大にして発言をですね、
やはりもう少し日本人はみんなしてやる
ぐらいの気概を持ってもらいたいですよね。

結局ね、教育によって国というのは立つんですよ、
経済によっては立たないんです。
教育によって立つんですから、
今からでもまだ間に合うと思いますよ私は。
だから、みんなしてもういっぺん
勉強するんですね」

これに尽きます。

西海先生:

欠けているのが発信と実践
平和主義を説き世界に発信し
世界で実践しなくてはならない
兵器の開発で金儲けを企んだり
同盟に加わったりは自己矛盾も甚だしい

しかしまずは平和主義、平和思想の構築
ここから始めねばなるまいてニッポン
そこがしっかりしとらんのじゃ
まずは自らの戦争にまで遡って
勉強し認識を改め反省すること
近隣諸国と真に和解すること
それができた上での平和の発信、実践だ
さすれば日本の言うことには重みが生じ
誰しもが耳を傾けよう

古来、哲学のなかった日本だが
ここに始めて自らの思想を掲げ
文明の先頭に立つ

この安倍という人は
嫌中嫌韓を煽り
アメリカやロシアにはへつらい
よろしくない

アメリカがアメリカ第一と言い
フランスのマクロんがいや世界第一
と言うなら日本は
平和第一
で行けばいい
何はさておき平和第一
何がなんでも平和第一
外交でもなんでもことあるごとに
平和を掲げればよし

しかし平和思想の構築だの反省だの
それすらまだできていない段階じゃ
そこまでは遠い道のり
というか今この国は政治家も国民もメディアも
あるべきそのような歴史の進歩に
まさに逆走し始めているのだ

一朝一夕にとは行かない
時間をかけて
平和の実践にまでもっていかなくてはならない
戦争を企んだり
戦争で金儲けをする悪い友達の輪
そこからはすぐにとは言わない
徐々に抜け出ることだ
さもなくば破滅が待っている

仲間を見つけたいなら
核禁止条約を推進しているような
中堅国家群と付き合うがよろし
日本が平和第一を世界で掲げられるようになったら
自然と彼らもついてくるじゃろう

平和教育で若い世代を育て
経済も兵器産業なくてもいいよう
雇用も基地に依存しなくていいよう
平和国家

「世界の先頭に立って」云々、、
政治家の好きな言い方だが
そうやって平和思想を世界の先頭にたって掲げ
真の平和国家になってこそ
平和の実践
歴史の進歩というもの
国の始めた戦争の犠牲となった国民も
それでこそ浮かばれようというもの

たとえば中東などでは日本は少なくともかつては
庶民の間にも勤勉な平和国家の
少なくともイメージがあった
しかしいつまでもアメリカへの従属を続けている間に
それもあたら失われ
今やアメリカの戦争に積極的に加担する立場に
アメリカも覇権弱まり世界の警察官やってられず
日本へ分担を押し付けという事情もある

経済発展があった地域は
大国が背後で糸を引いたり
兵器を売りつけられたりで
兵器がたんまりためこんで気付いたときには
一大紛争地帯と化している
中東がまさにそうだったではないか
経済発展を経てのち紛争地帯
次なる候補はいよいよ東アジアか
中東の友人たちもそう言っておったよ

軍備の拡張は不要
アメリカとの軍事一体化も要らぬ
中国とはまず
不戦宣言を再確認するところから始めよ

m(_ _)m

今ふたたび不戦宣言を


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ありがとうございます!
m(_ _)m

包括提携協定


北朝鮮「極超音速ミサイル発射」、700キロ先の目標に命中と報道
2022/01/06 www.yomiuri.co.jp/world/20220106-OYT1T50048/

[米軍 検査せず入国]沖縄駐留の「資格」なし
沖縄タイムス社説 2021年12月24日 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/884625

台湾巡り米中緊迫 有事なら日本が最前線?問われる対応
2021年12月28日 中日新聞 https://www.chunichi.co.jp/article/391831


自衛隊と米軍の共同作戦計画 あからさまな戦争準備に沈黙の大マスコミ
2022/01/05 日刊ゲンダイ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/299471

「台湾有事は日米同盟の有事」安倍元首相が講演
2021/12/1 産経新聞 https://www.sankei.com/article/20211201-CFE4LFKGOZKJBDVS2FOX6LFWQI/

<社説>安倍氏の台湾有事発言 無責任な言動はやめよ
2021年12月18日 琉球新報 https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1441262.html

安倍元総理の「台湾有事は日本有事」発言に中国は激怒 
林外相への“甘い囁き”の真意は
2021/12/20 デイリー新潮 https://www.dailyshincho.jp/article/2021/12200557/

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