旧ソ ネンコを噛む(1)柔よく剛を制す

「柔道がなかったら自分は
 どうなっていたか分からない」
(ウラジーミル・プーチン)

プーチンは1952年生まれ(私と同い年)
父親もウラジーミルといい
海軍の兵士だったが退役後
車両工場で働いた
祖父はレーニンとスターリンの
別荘の料理人だった
母親も工場労働者
家は貧しく
アパートは台所とトイレが共同
風呂も共同浴場(バーニャ)に通ったという
(名越健郎『独裁者プーチン』文春新書)

少年時代は
「不良、、と言うか、チンピラだった」

と言うプーチンだが、格闘技を始め、
ボクシング、サンボを経て
たどり着いた柔道
そこで更生した
ということのようだ。

プーチンは柔道の山下泰裕のことを
「最も尊敬する日本人」
と言っているのだが
ロシアのウクライナ侵攻で
日本は国民もメディアもさながら
「一億総ロシア嫌い」状態。

その山下もここへ来てプーチンとは
「そんなに親しい仲ではない」
と言い始める始末。

山下泰裕会長 プーチン大統領とは
「皆さんが思うほど親しくない」
3月1日 デイリースポーツ
https://www.daily.co.jp/general/2022/03/01/0015100837.shtml

これはないよと思った。

「私は肥後もっこすですけん
今も友情は変わりまっせん」
て言いなっせーー
てにゃ言わんばってん
もっと言うべきことはあったと思うとです

「力ずくで攻めても
 柔よく剛を制す
 ですから」

いや
模範的な答えとしてはこうか

「柔道を通じて尊敬し合う仲だけに、
 彼が戦争を始めたことはとても残念です。
 罪もない多くの市民の命が奪われています。
 プーチン氏には、早く
 理性を取り戻してほしいと思います」

水際の不手際 No. 212 柔道の新しい技


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このことをフェイスブックに書いたら
山下にはがっかりしました
という返信をもらった
保身に走っている
というのだ

私も同感
「一番尊敬する日本人」の地位を
自分からかなぐり捨てるとは
いかにももったいない

戦争終結に向け
孤独な独裁者(?)に語りかけられる
数少ない一人かもしれないのに、、

しかし一方でこういう記事もある

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

柔道家プーチン大統領、
最も尊敬するJOC山下泰裕会長の言葉なら心に響くか…
直接対話に期待 
日刊スポーツ https://https://www.nikkansports.com/sports/column/hyakkei/news/202203150000505.html

鈴木大地前スポーツ庁長官から

「プーチン大統領に対し、軍事侵攻は非常識である、
 柔道家として、ありえないということを、
 直接伝えられないか」

と聞かれ

「直接のルートは個人的に持ち合わせていない」が
「日本のスポーツ界で一緒に動ければ。
 できるだけ早く行動していかないといけない」

と答えたというのだ
何かしようということのようだ
私は山下を誤解していたのかもしれない

もちろんこういう記事もあるのだが。。

プーチンと親しいはずなのに…山下泰裕氏「掌返しの強烈な違和感」
2022年03月04日 フライデー https://friday.kodansha.co.jp/article/232470

そのまた一方でこういうのも、、

「プーチン氏と早急に手を切れ」 中国学者の提言、SNSで次々削除
2022/3/15 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASQ3H2HRNQ3GUHBI03F.html


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3月31日追記:

プーチンと国際柔道連盟会長の蜜月、山下泰裕全柔連会長が“やるべき事”を溝口紀子教授が語る
2022年03月30日 デイリー新潮 https://www.dailyshincho.jp/article/2022/03300600/

溝口教授:「全柔連の内部からも、「山下会長は何かプーチン大統領や世界にメッセージを出すべきだ」という声が強まっています。「プーチンさん。あなたのやっていることは、あなたが尊敬する嘉納治五郎先生の『自他共存』『精力善用』の柔道精神に完全に反している。ウクライナの選手はもちろん、ロシアの選手だって苦しんでいる。ぜひ、考え直してほしい」とか、そんなことでもいいから、山下会長は早くメッセージを出してほしいですね。」

「山下会長は先般、全国小学生学年別大会の廃止を決めました。廃止は私もずっと前から強く訴えていましたが、今回は久しぶりの英断だと評価したい。幼いうちから試合偏重になってしまい子供たちは柔道が楽しくなくなる。親の満足でしかなく、柔道教室が学習塾のようになってしまっていた。

 こうした決断ができる山下会長なら国際舞台でもそれができないはずはありません。山下会長は以前、井上康生さん(シドニー五輪100キロ級金メダル 東京五輪男子柔道代表監督)と共に、イスラエルとパレスチナの選手を一緒に練習させて国際社会に発信し、世界に平和を訴えてきました。あの、何年も殺し合いを繰り返してきた人たちをですよ。今、ウクライナの戦場ではウクライナとロシアの柔道選手同士が殺し合ってしまっているかもしれない。そんな悲しい状況でも日本がリーダーシップをとってどこかで国際大会を開いてロシアとウクライナの選手を同じ畳に上がってもらって世界に平和を発信するとか、様々なアイデアも考えられます。ロシア人だって決して戦争や人殺しがしたいわけではない。戦争をしたのはプーチン大統領で、その大統領は柔道家なのですから、そこに訴えない手はないでしょう。彼は専門書まで書くほど柔道に精通しているのは確かですが、実は逆に柔道を巧みにプロパガンダに利用してきた政治家でもあります。紛争地域に立派な柔道センターをつくってみたり、そういうことも巧かった。」


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https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2022-03-15

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