(写真はNHKの中継やインターネットの画面から)
大相撲名古屋場所
熊本出身で幕内に上がってきたばかりの草野が
11日目にななんと
9勝2敗で優勝争いの先頭を走っとるとです。
まだ大銀杏も結えていない学生相撲出身
初日に見せた足腰の粘り
藤ノ川の激しい攻めに土俵際に追い詰められて絶体絶命、、
そこを網打ち気味にうっちゃった
勝って涼しい顔、草野
勝ってもこの顔
大関経験者も豪快にあっさり下す
しびれるなー
勝っても至って涼しい顔
熊本出身の力士でこれだけの大物感、、
初めてばい
新横綱・大の里を迎えての大相撲名古屋場所だったが
難なく白星発進した大の里
二場所前は新横綱・豊昇龍が初日に黒星で9日目に休場(五勝四敗)
と散々だったのとはわけが違う、大の里は強い、勝ちを連ねて優勝につっ走るーーかと思いきや4日目に土
意外と弱い、、
今場所の再起をかけた豊昇龍は一勝三敗で早々と休場
一勝三敗の横綱・豊昇龍が早くも休場。
金星バラマキ横綱の期待(?)を裏切らない3日連続の黒星。
休場は残念!もっと負けるところを見たかったのに(笑)。
平幕力士との対戦成績がここまで伯仲しているという横綱があるだろうか。
豊昇龍の横綱昇進は照ノ富士がもう限界で横綱空位を避けたかったがために少し無理をして行われたものと思う。豊昇龍は土俵際の曲芸のような粘り腰で星を拾ったりする相撲が多く、その綱渡りがなんとか続いて白星を重ねられれば勝っていくだろうが、いつもそうなるとは限らない。型がないのが自分の型なんてことを言っているが、それはまだ自分の相撲が完成していないということだろう。そのうち型を見つけて安定するだろうという見切り発車の横綱昇進だったような気がする。このままだときっとこれからも苦しいよ、この横綱は。
だいたい本割りで三敗した時点で、横綱昇進なしと言っていたはずなのに、巴戦での勝ち方が良かったとか、おかしな理屈を持ち出して昇進させた、とはFB友の指摘。
「早く次の横綱を」の気持ちがそうさせたのだよ。
早すぎた横綱昇進。
豊昇龍は横綱空位を避けたかった。
大ノ里はとにかく日本人横綱を早く、、の一心。
横綱が吹けば飛ぶほど軽くなり
大関昇進めざして若隆景や霧島が活躍か
とも思った今場所だったが、いつの間にか失速している。
安青錦と霧島が突っ走って優勝決定戦。
霧島が本割の借りを返して優勝。大関復帰。
とまで序盤の闘いぶりを見て思っていたのにである。
そんな霧島を外掛けであっさり下した草野。やはりただ者ではない。
ここ一番の大勝負という修羅場は学生相撲で経験済みだろうし。
草野がやってくれるかもしれない。
琴勝峰、別人のようになった。
というか、本来の強さを発揮し出したという琴か。
琴勝峰が優勝をかっさらってもおかしくない。
私は草野に期待。
私の知る熊本から出てきたこれまでの力士の中で一番、大物感あり。
将来の横綱か?
しかし、安青錦(あおにしき)の強さといったら。。
あおにしきはウクライナ出身だが
ただ者ではない。
入門からの出世も金星獲得も一番早い
レスリング出身というが相撲も本物
内無双だなんて玄人好みの技を連発
それがまた切れ味抜群。
安青錦の内無双に琴桜散る初日
左手で相手の右足を内側から外へ向かって押す(「無双を切る」)と同時に右手で相手のまわしを右にひねる。と、相手は呆気なくガクンと土俵に落ちる。
好きだなあこれ。技自体も技の名前も実に味があるよ。
安青錦の必殺技、内無双、5日目も炸裂。今日は右手で切った。
関脇・霧島も体調が戻って大関復帰の呼び声高く好調4連勝だったが、
呆気なく崩折れ、今場所初黒星となった。
いやあ、右でも左でも切れる、まさに二刀流だなこれは。
終盤、草野は若隆景に敗れて3敗目。一歩後退。
大の里は一山本戦で星を拾うが引いてばかり。
この一番で取り直しとなっても同じように引くのだから
困った横綱だ
琴勝峰は大の里を下して先頭を走る。
優勝圏外へと去った大の里は
金星配給1場所最多4個という不名誉な記録。。
結局、平幕力士に絞られてきた優勝争い。
14日目、草野は直接対決で安青錦を3敗に引き摺り下ろすしかない
という大一番。
しかし、前傾姿勢を崩さず食らいついてくる安青錦。
切れ味のいい多彩な技。
今、このウクライナ出身力士を倒せる日本人が果たしているのか?!
とさえ思えて来ている。難敵である。。
さあ、時間です!
感動的。
草野、ここまで強いとは!
その速さ、激しさ、次々繰り出す技、動じぬ心、風林火山か。
この面構え、勝負の前も後も静かなること林の如く、全く平静そのもの。
下から上がって来てここまでの大物感漂わせてる熊本出身の力士、
初めてばい。
右からでも左からでも強烈な投げば打つ。
これもまた二刀流たい。
時間いっぱいになっても余計な所作は一切なし。
四股名も良し。取り口や体型も。
全てが私好みの力士である。
14日目を終えて、優勝は平幕のこの3人に絞られた。
千秋楽はどんなドラマが待ち受けているのか。
取り組みは
琴勝峰-安青錦
草野 – 高安
琴勝峰が勝ってしまえば優勝。
今場所の勢いではそれも十分考えられる。
十両に陥落して目が覚めたのか
別人のような強さで戻ってきた琴勝峰。
これまで素質は感じさせる相撲だったが
ついにそれを開花させつつあるようだ。
それにしても今場所の「これより三役」の3番は優勝とはなんの関係もない。
これよりパッとしないこれより三役もなかろうて。
草野の対戦相手、3人目の元大関ベテラン高安もなかなかの実力者。
油断はならない。
14日には負けそうだったところをしぶとく盛り返し
熱海富士を破って優勝争いから脱落させている。
私は本割りの安青錦 対 琴勝峰の時だけ安青錦を応援することとしよう。
そして草野も勝って3者が3敗で並んで優勝決定戦。
その巴戦を制するのが草野。
そうあって欲しい。
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「大山」(おおやま)こういう名前がいいよね。
師匠や部屋の名前は昔のものを継承しているので
味わい深いものが多い。
追手風、片男波、時津風、放駒、音羽山、宮城野、
「大山」にしても、大和言葉、簡素さ、そこに味というか奥ゆかしさというか、美しさが生まれるというもの。今の力士の四股名はやたら音読みが多いし、いろいろ欲張りすぎで満艦飾、それでいて印象イマイチで、安っぽくて、どうしようもない。。
大ノ里なんてのも、スケールのでかい、横綱に相応しい名前だと思う。
草野は本名らしいが私は好きだ。
それで大関あたりまで通せ。
そして横綱になって「不知火」(しらぬい)を名乗ってほしい。
幕末の第十一代横綱・不知火は今の熊本県菊池郡大津町出身。
日本書紀の景行天皇に関する記述に出てくる由緒ある美しい名前。
有明海に面する宇土出身の草野にはまさにピッタリ。
と思ったら、不知火という年寄り株があって、
不知火親方が現にいるんだな。
無理か。。不知火を名乗るのは。。
新月の夜などに沖合に現れかげろうのように明滅離合する無数の火の光、、
草野改め不知火という私の提案も近づけば遠ざかるまさに
不知火のような、幻のようなものかもしれない。
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