「新年にあたってのご感想」今年から取りやめ
天皇陛下が毎年公表してきたものだが、今年から取りやめ。宮内庁によると公務負担軽減策の一環。
2015年には戦後70年の年であることを踏まえ
「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び」
「今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」
と、まるで、戦争法、軍事立国、改憲に突き進む安倍政権をいさめるかのような「ご感想」で、
非常に注目すべきことと思っていた。
天皇を超えた首相
例年恒例の年頭所感が今年取りやめになったことについて
天木元駐レバノン大使はブログにこう記している。以下抜粋:
「年頭所感の発出こそ、天皇陛下が最も重視されている象徴天皇としての行事」
「これは安倍首相による天の陛下の口封じだ」
いっぽうで、元旦の各紙が一斉に掲載したのが、安倍首相の年頭所感。
「未来への挑戦に向けた強い決意を述べ、1億総活躍社会をつくるといい、国際情勢の荒波の中で日本を世界の真ん中で輝かせる、と大言壮語している」
「これはまさしく安倍首相の施政方針演説だ」
「安倍首相は天皇陛下を超えた存在になったということだ」
http://xn--gmq27weklgmp.com/2017/01/01/post-5848/
『天皇陛下を超えた安倍首相の増長ここに極まれり』(天木直人)
そこで一句:
★ かの国にいよよ似てくる安倍日本
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
★大国の脅威煽って防衛費 軍事研究 予算バンバン
(富の再分配は逆進、国民には増税、負担増、教育を削り、医療をケチり、年金をしぶり、
防衛予算のみ年々記録更新5兆円超え過去最大
軍事研究の助成金が今年は前年度から2倍、来年度は一挙18倍という先軍体制!)
★大国の脅威煽って核兵器
(持ちたがってます。そのための原発推進という面も)
★国民は飢えて口には猿ぐつわ
(円安政策で国富は細り、国民はどんどん貧困になり、日本は先進国の列から転がり落ち、
メディアが政府をヨイショに忖度、自己検閲)
山城さんでここまで来たよ
☆政策に歯向かう者は刑務所へ
(沖縄の山城さん不当拘束で日本もここまできました。次は共謀罪です)
☆先軍制つぎはいよいよ共謀罪
あとは収容所と銅像くらじゃないのか。
首領様となるまで。
天皇陛下、「新年のご感想」とりやめ 負担軽減
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直後の防衛相の靖国神社参拝(『風船の誓い、馬鹿言いの力』(工事中)』とそれに関する安倍首相の論評拒否、
2015年、天皇はこの「年頭のご感想」で、満州事変に触れたばかりか、「満州事変に始まる戦争の歴史を十分に学び」「今後の日本のあり方を考えて行くことが、今、極めて大切なこと」とまで踏み込んだのである。これは、安倍首相が薄っぺらくも空虚な幾十幾百もの文言を費やして真珠和案で繰り広げた偽りの「和解」と「不戦の誓い」とは比すべくもない、正しい、真実のお言葉であったと思う。
満州事変と言えば、1931年9月に日本軍が中国の今の瀋陽郊外で満州鉄道を爆破した柳条湖事件に始まり、日本軍が満州全域を占領するに至る、日本と中国の間の武力紛争である。日本軍自ら鉄道を爆破をしておきながらそれを中国軍の仕業とし、「自衛のための」戦闘を開始し、中国を侵略したのである。それを端緒に日本は日中戦争、太平洋戦争と15年にも及ぶ破滅的な戦争へと突入していった。
「満州事変に始まる戦争の歴史を十分に学び」「今後の日本のあり方を考えて行く」というこの天皇の言葉は、歴史から学べ、すなわち、反省すべきは反省して教訓を学べということだ。裏返せば、今、反省が足りない、歴史の教訓を十分学んでいない、今後の日本のあり方があやうい、間違っているということを示唆している。
年頭所感取りやめは、そのような天皇の口出しを封じるものであった。
その上での安倍首相の年頭所感。天木氏の言う通り、「安倍首相が天皇陛下を超えた存在になったということだ」。
(つづく)
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