晩秋の丹沢

 
晩秋の丹沢さびし
たたなずく青垣はるか富士も独りか

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鍋割山

蔵王だ噴火だ地震だなどと被害妄想の投稿をしていたら
阿蘇中岳が噴火した
Ach so?
そんな中わたしはふと一旦
例によってあの
丹沢に行ったんだった

山頂の小屋で頂く鍋焼きうどんは腹減ってるし美味しい
鍋割山という山の名前で思いついた商品だろうか?
安易な発想だったのかもしれないが
その名につられてつい食べたくなってしまう

しかしこの辺の山は夏には蛭(ひる)が昼となく夜となく出没
山小屋の主人は一夏に何万匹と退治するんだとか
温暖化の影響だろうか

ヒルと言っても都会育ちの人には馴染みがないかもしれない
動物の皮膚にへばりついて血を吸うミミズのようなナメクジのような
ぬるり、ひやりとして
決して気持ちのいいものではない
http://ja.wikipedia.org/wiki/ヒル_(動物)
子供の頃よく蓮池でイカダを浮かべて遊んだが
私もよく生き血を吸われたものだ

山の蛭(ヒル)というのは人の気配が
血の臭いだか体温だかで分かるらしく
人が山を登ってくるとヒルはふらふら立ち上がり
前方に蜃気楼のように揺れて待ちかまえているとのこと
マクベスもびっくり、丘が揺れているのだ

登山客はなんか足がかゆいなー
というのでズボンをめくると
そこにはめくるめく光景
腹一杯血を吸って膨れあがったヒルがへばりついているのです

ところが夏のヒル退治が新聞の記事になって
山小屋を訪れる客が一時激減したとのこと

そこは生来親切なたちの私のこと
主人を元気づけること間違いなしのアイデアが
例によって次から次へとひらめいてくるではありませんか

「大将、ここはネーミングで勝負ですよ。
 客足倍増間違いなしの強烈な山荘名を思いつきました!
 おどろいちゃいけませんよ。
 んー、やっぱしオレって天才か・・名付けて・・」

「なんや?!」

「ヒル・トップ・ホテル!」

「あほか、減るがな客足」

いやもー、客は居ついて帰りませんて
そこでひるんではいけません、一気にたたみかけるんですよ
夜はヒルが入って来んよう窓にはきっちり
<目張り>して

 豪華絢爛波瀾万丈酒池肉林贅沢三昧きんきんぎらぎらセレブな山小屋

 泊まって行かない手はない。人呼んで・・

     メバリー・ヒルズ!

・・・・・・・・・

次の日は昼食まで付いている。その名もずばり

        ヒルメシ!

あーまたアホなこと書いてしもーた

晩秋の丹沢さびし
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