日曜午後の散策
熊本駅前のホールでアマチュア・オーケストラの演奏会は
9月のシンフォニエッタ(県立劇場)
に続いて10月は熊本フィル
私のお目当てはシューベルト
それまで元気のなかった(?)オーケストラが
この曲で見違えるように(聴き違えるように?)
生き返った
ファゴットが心地よい
フルートが美しい
この曲を聴いてこのように思うのは初めてなので
よほどの名手に違いない
東京では毎週のようにコンサートに通って
熊本では寂しくなるかと思ったが
ここにも複数のオケが存在
生の演奏はありがたい
アンコールに子供のころ学校で歌った曲
秋の夕日に照る山紅葉
恋も薄いも数ある中に
松を色どる楓や蔦は
山の麓の裾模様
不意をつかれた曲に
何だかわからぬ感情が込み上げ
不覚にも涙をこぼしてしまった
この先いつまで聴きに行けるのか分からない身だが
演奏会
行ける限りは聴きに行きたいと思う
11月は熊響だ
会場をあとにすると白川沿いを歩いた
熊本に来て真っ先に歩いてみたかった場所の一つ
物件を探しに来た時にも歩いた道だ
越して来てからも真っ先に来ていた
6年前も
行く先々で猫に遭遇する私だが
演奏会後のこの日も
ケツはしなくていいよ
連れてっておくんなせえ
ほれ、この通り
てか?
猫の「お控えなすって」初めて見たよ
「連れて行かなくてはいけないね」これを熊本弁で言うと
「連れて行かにゃんたい」
熊本人は日常的に猫語をしゃべる人種である
連れて行かんかい、この野郎!連れてって〜な
もう、すねちゃう
この猫は連れてってもらいたかったというより
何か私に伝えたかったのかも知れない
猫のやつすねているうち最後
下に落っこちてやんの
白川と黒猫と大きな赤い夕陽
こうしてまた1日が終わるのであった
白川や赤い夕陽に黒い猫 行方も知れぬ徘徊の道かな
最後までお読みくださり有難うございました。
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