ゾウと宇宙の永遠の沈黙

そして密猟である。象牙目当ての密猟。殺傷力の高い銃器やヘリコプターまである密猟団。密猟団、密輸団、組織化が進む。反政府武装勢力なども資金源にと、密猟に血道を上げる。密猟は、象が激減したアフリカ西部・中部から今、東部、南部へと移りつつある。

 

象牙の値段を吊り上げ密猟を駆り立てているのが経済成長著しい中国やタイのあくなき象牙への執着である。日本は戦後の高度経済成長期にハンコで世界の象牙の一大消費地だった。ところがである。過去のことかと思いきや、今も楽天市場で象牙製のハンコは堂々と売りに出ているではないか。そしてその価格たるや。。実に実印1本の値段である。

 

http://ranking.rakuten.co.jp/daily/111174/ 

 

1位 完全手彫り本象牙   46,288円

2位 完全手彫り本象牙中材 45,360円

3位 手彫り仕上げ高級象牙   4,980円

4位 完全手彫り象牙特選  34,970円

5位 完全手彫り象牙特選  25,000円

6位 本象牙特選      22,490円

7位 本象牙        18,468円

8位 手書き印影 高級象牙  2,980円

9位 本象牙上彫職人彫り   14,800円

10位 象牙         13,000円

 

これはワシントン条約違反ではないのか?

それとも日本の象牙製品管理登録体制内の合法的な取引なのか?

 

いちど名指しで非難された楽天だが、改まらない現状に、アフリカの環境保護団体などが今年2014年7月末、再び一斉に糾弾の声を上げた。インターネットの環境ニュースサイトがこう伝えている。

 

「楽天 インターネットに象牙製品 象の密猟に拍車」

 

http://www.natureworldnews.com/articles/8205/20140723/internet-company-wanted-for-selling-ivory-products.htm

 

<複数のNGOが象牙の広告をやめるよう楽天に訴えたが、返事はない。

 楽天は自らの行動規範で違法/道徳的に疑わしい行動に関わるような求めには断固応じないとしていながらこれだ。

 象牙製品の広告を続けることで楽天はその世界的な名声を自らけがしている>

 

 といった旨を環境団体は訴えている。

 

http://www.prnewswire.com/news-releases/eia-african-conservationists-call-on-internet-retailer-rakuten-to-cease-all-sales-of-elephant-ivory-268140622.html

 

「我々は楽天に対し、インターネットでの象牙製品の広告を止め、アフリカの象の保護に寄与されるよう訴える」イアン・ダグラス=ハミルトン(ケニヤのSave the Elephants)

 

「楽天が象牙の広告を続けることは、象に対する死刑宣告に他ならない」

 オフィル・ドロリ(カメルーンのLast Great Ape Organization)

 

この人がこう言うのも無理はない。

アフリカゾウにはシンリンゾウ(マルミミゾウ)とソウゲンゾウ(サバンナゾウ)があり、

マルミミゾウはアフリカ西部と中部に生息。カメルーンのゾウもそうだ。

しかしマルミミゾウは2002年以降だけで60%のすさまじい激減。

このままだと10年以内の絶滅もありうる。

 

確認済みのアフリカの象は今全体の55%がアフリカ南部、28%近くが東部、16%中部、

西部はわずか2%ほどとなった(ワシントン条約事務局)。

 

 「我々は楽天に対し、インターネットでの象牙製品の広告を止め、アフリカの象の保護に寄与されるよう訴える」イアン・ダグラス=ハミルトン(ケニヤのSave the Elephants)

 

 「楽天が人々に象牙を買うよう勧める限り、アフリカの象や何千人という動物監視員は密猟者らによって身の危険にさらされ続ける」パオラ・カフンブ(WildlifeDirect)

 

 「楽天はアフリカからの訴えに耳を貸して象牙の販売を停止し、需要を刺激して密猟を加速させている象牙の供給を断たなくてはならない」アラン・ソーントン(Environmental Investigation Agency)

 

「楽天はグループ内の象牙販売禁止を徹底させなくてはならない。今日の世界の消費者はこのような殺戮に手を貸すことを拒んでいる。我々は、楽天関連企業と世界の市民に対し、楽天に象牙広告を中止するよう圧力をかけることをお願いしたい」キティー・ブロック (Human Society International)

 

Save the Elephantsの最新の報告によるとアフリカで密猟された象の象牙価格が中国ではこの4年で3倍に高騰している。象牙が中国に達する頃にはアフリカの価格の10倍になっている。その間、犯罪組織や武装集団が暴利を貪る。

 

 ここでもう一度おさらいをしておこう。密猟で殺された象はアフリカで2011年25,000、12年22,000、13年20,000余り(ワシントン条約事務局)。 

推定でアフリカゾウの数、ただいま50万頭。果たして絶滅を免れるだろうか。

楽天的には構えていられない。

 

そんな中、インターネットの楽天市場では今なお、象牙製のハンコが売られている。

これって、ハンコ現場?

 

世界のいろいろな団体が7月末に楽天市場の象牙問題を再び突いた。

 

しかし日本ではニュースにもならない。誰も取り上げない。

読者ゼロのブログで話題にしている野良猫が、約一匹。

 

「宇宙の永遠の沈黙が怖い」ブレーズ・パスカル(1623-1662)

 

 

(野良猫寛兵衛またの名を永遠のゼロ)

 

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