「最大の悲劇は悪しき人々の喧しい叫び声ではなく、善き人々の驚くべき沈黙である」 (マーチン・ルーサー・キング)
7月1日の毎日新聞によると愛知県豊橋市の市立小学校3年生の女の子が「いじめられていた同級生の女児をかばって男女3人の児童から跳び蹴りされるなどして」1週間のけがをしたという。その子は同級生の別の女の子がからかわれたりしていたので「いじめるなら、代わりに私を」などと言ったら、3人のうちの1人がそれを聞きつけ、実際に暴行したという。
けがをした女の子は「いじめを見るのが嫌だった」などと話しているというが、3人からの謝罪を受け、登校を再開した。
何という子だろう! 何と勇気のある子だろう! 小学校3年生!
私もひどいイジメを受けたが、それまで他の子がガキ大将やその子分たちにいじめられるのを黙って見ていた。そして最後は自分の番だった。私はこの子の足下にも及ばない。
この子のことを新聞で読んで、キング牧師のことを思い出した。アメリカの人種差別と戦い、反戦運動を行い、暗殺された彼は、悪い行いを見て黙っているのは、悪に加担しているのと変らない、とも言っている。
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