「アメリカの主要な同盟国はイランとの危険なエスカレーションをめぐり
トランプを見放しつつある」というBUSINESSINSIDER.COMの記事。
「アメリカを強く支持するのはイスラエルのみ」
というのだが、
各国の関係者の言葉を紹介しつつ、
どこにもあの自称「存在感」抜群の「世界の中心で輝く」人への言及が
まったくない。。
どこにいるんだーシンゾー?
ゴルフ場ですが何か?
紛争拡大、混迷、テロ、、の瀬戸際の今こそ
readerからleaderへと脱皮の絶好のチャンスではないか!
きのうもこのブログで呼びかけたが
『ニッポンよ今こそイランとアメリカの橋渡しせよ「派兵」はやめて』
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2020-01-05
答えてくれたのか首相の年頭記者会見
(というか例によって原稿の読み上げですが)
米イランに自制促す 自衛隊派遣、変更なし―安倍首相年頭会見:時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010600754&g=pol
「深く憂慮している。事態のさらなるエスカレーションは避けるべきで、
全ての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くすことを求める」
と安倍。
時事通信の記事を読んでそのまま「米、イランに自制うながす」
と似顔絵に書き込んだのだが
会見を動画で見てびっくり。
どこにもそのような言葉はなかった。
令和2年1月6日 安倍内閣総理大臣年頭記者会見 https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0106nentou.html
安倍の言葉は「全ての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くすことを求めます」である。
名指しして釘を刺した感じの「米イランに自制を促す」とは
えらい違いである。
「米イラン」に関する部分は次の通り:
「 中東地域が緊迫の度を高めており、現状を深く憂慮しています。事態の更なるエスカレーションは避けるべきであり、全ての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くすことを求めます。先月、イランのローハニ大統領を日本にお迎えしましたが、この地域の緊張緩和と情勢の安定化のために、これからも日本ならではの外交を粘り強く展開します。
我が国はこの地域にエネルギー資源の多くを依存しています。こうした外交努力と併せて情報収集体制を強化するため、この地域に自衛隊を派遣し、日本関係船舶の航行の安全を確保していきます」
「52箇所」
トランプはイランが攻撃してきたら「52箇所」に報復を行うと宣言。
52という数字は、1979年のテヘランのアメリカ大使館選挙事件で人質になったアメリカ人52人
に符合させた嫌らしい当て付けだ。
イランは「35箇所」を攻撃すると言っている。
destroyer(=駆逐艦)を含むと言っているところが怖い。
「戦力」を持たぬ建前の自衛隊で「護衛艦」と呼んでいる船だ。
来月派遣される予定の。
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中東訪問へ
日本ならではの外交
「これからも」続けるという「日本ならではの外交」、、、
NHKの岩田記者の解説を聞いたりして期待が持てそうに思う人もいるかもしれないが、
海外の論調では全く様子が違う。。
「これからも」
がやっぱり引っかかる。
結局は捏造やプロパガンダの垂れ流しを続けるだけだろう。
「やってる感外交」なら、いくら粘り強くやってもらっても、
あまり期待はできない。
緊張高まるアメリカとイランの対立。
安倍政権やメディアの嘘に騙されてはならない
と思うばかりである。
「存在感」はどこにある?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「外交で日本の大きな存在感を取り戻すことができました」
蚊帳の外に置かれても、平気でこういうことを言ってきた政権だ。
そしてアベッタリ怪説委員のNHK岩田明子記者が、
大本営発表よろしく取り繕ってくれる。
たとえ安倍外交、何もやっていないようでも
アヒルよろしく水面下で「水かき」しているので心配しないように、
などと言ってくれる。笑止千万、アヒルの水かき論。
口利き疑惑の甘利明・自民党選挙対策委員長によれば
「安倍首相の存在感、戦後最大」なのだそうだ。
■いくら何でも いくら何でも
稲田朋美・自民党幹事長代行など、代表質問でここまで言った:
「国際会議の場では安倍総理と話そうとする各国首脳が
列を作る状況も見られ、
この6年間で世界における日本のプレゼンスは格段に向上しました」
「アヒルの水かき」論
『桜島の政治利用! 晋どん、もうここらでよか』
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2018-08-26
『政権と一枚岩田わたしのことよ
~NHKのとんでも解説と欧米の辛口報道の乖離』
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2019-06-17
中東行きは「安倍氏には好材料」「世界の舞台で活躍する政治家」
と有権者にアピールできる
とBBCに出てくる専門家もちゃんと見抜いている。
「何か頑張ろうとしたと見られるだろう」
「自分を「実際より影響力のある人物に見せることができる」。
ニューヨークタイムズ:
安倍、ほとんど影響力なし、失うものもほとんどなし、イラン訪問
ガーディアンなぞ安倍の「仲介」を「近年稀に見る仲介の大失敗」と評している。
始まる前から失敗が運命づけられていた「おつかい」だと書いている。
ウォールストリートジャーナル「安倍は初心者」
安倍外交がイランから「重視されている」などと言ったのは、
NHKの岩田記者のみ。
詳しくはこちらを:『政権と一枚岩田わたしのことよ ~NHKのとんでも解説と欧米の辛口報道の乖離』
こんな大本営発表、政権やメディアの嘘。早く気づいてほしいと思うばかりである。国が滅びる前に。
「存在感」
それはただ、
うそも100回言えば本当になるというナチスのプロパガンダ、
それはただ、安倍プロパガンダ、安倍晋三、安倍捏造、
政権と一枚岩田わたしのことよ、のNHKのニュース、
などなど
だけに存在するもののようである。