東京大学駒場祭の音漏れある卓越

道を隔てて大学のキャンパスがある
先週末は朝から大音量の低周波数の
地鳴りのようなものがドンドンと響き続け
胸に圧迫感を感じた

午後4時になってあああと2時間の辛抱
とも思ったが頭がクラクラしてきてもう限界
家に居られなくなった

何もこんな暴力的な音量で
一日中やりまくらなくてもと思うが


学園祭の関係者を家に連れてきて
この音どうにかしてくれ
と言いたいくらい

たまらず外へ出ると
雲の流れとそこに突き刺さった飛行機雲の筋
光と闇と線の交錯が綺麗だった

  うるささに家立ちいでて眺むれば
  雲おもしろき秋の夕暮れ

公園をしばらくさまよって帰宅したが
まだうるさいので再度さまよう
癖になりそう夕暮れ時の徘徊

70にして徘徊始めてます
17歳と70歳の違い
17歳は自分探しをして
70歳は他の人がみんなして自分を探してる
てやつだな

17歳は恋に溺れ
70歳は風呂で溺れる

17歳は素晴らしい恋人との出会いを夢見
70歳は素晴らしい恋人と出会った夢を見る
ほんで
はっと目が覚める

大学に抗議をと思い
インターネットで窓口を探すと
「志ある卓越」というのが出てきた。

なんじゃこれと思ったら
東京大学の「キャッチコピー」
なんだそうだ

東京大学キャッチコピー
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/public-relations/b01_05_08.html

下らん解説まである

僭越ながらそのどこに
「卓越」があるちゅーねん

そもそも「キャッチコピー」なんて和製英語
日本にしかない英語使うてるところからして
悲しいちゅうか恥ずかしいちゅうか
卓越ちゅうより低劣
じゃないのか?

「。」まで「コピーです」て電通かい
電通に頼んでる自民党かい、、

ほんでもってその「英語版」が
Discover Excellence.て
昔の国鉄の宣伝ーーディスカバー・ジャパン
じゃあるまいし。。

それに「志」はどこへ行った?
さっそく志、失うとるがな。

学園祭の騒音に
抗議する気も失せてもうたわい。


この図案の一体どこに「志」を感じろというのだ?!
どこに「卓越」を感じる?!

新自由主義とかアベノミクスとかの時流に乗って
「もうかる大学」めざしてるちゅうことか

大学まで売り込みですよ
「コピー」なんちゅうのは要するに宣伝文句
なんでもかんでも英語にしたがる

キャッチ・コピーなんちゅうのも
アメリカ人か何かが「Oh, that’s a catchy copy.」
(そりゃ、ええ宣伝文句でっせ)
とかなんとか言ったのを日本人が
ほう、そういうのを英語じゃ「キャッチ・コピー」言うのか
なんて誤解したのが始まりなんだろう
それでいつしか日本語では普通名詞になっている
英語で強いていうならsales copyだろうが

これは例えば野球で
外野へ飛んだ打球がスタンドに入って2塁打となるのを
日本で「エンタイトル・ツーベース」と言うのと似てる
(英語では ground rule doubleと言う)
これもアメリカ人が日本人に説明して
こう言う場合 You are entitled to a double.
「二塁打と認められる、二塁打が与えられる」
などと説明したのを日本人が聞いてて
ほほー「エンタイトル」か
エンタイトル・ツーベースだな
なんて言ってそのまま日本語に定着、、

東京大学もそのレベルかよ

それにしても「志ある卓越」
こういうのは大学のモットーとか
校訓とか言うのじゃなかったのか
ラテン語なんかで

別にラテン語にせーとは言わんが

しかしこの3日間は
卓越せる音量!
であった

わしは激越せる怨霊か
退避してあちこち彷徨うた


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3日目は昼から退避行動
駒場から目黒川ぞいに目黒不動を目指して散策

↓ ↓ ↓ ↓ ↓


春まで生きていたら
花見に来よう
今日はその下見だ

このお城はラブホテルの老舗「目黒エンペラー」だな
昔テレビで宣伝やってたような記憶がある
その「キャッチコピー」は忘れたが

志ある法悦?

瀧泉寺(目黒不動)を目指したのだが、、

性界遺産。異様なる威容。

なんて写真撮ってるうちに 道に迷い
雨は強くなるし
日は暮れるし
またにしよう


来年のこの時期
まだ生きていたらどこか遠くへ
旅に出ることにするよ
卓越する騒音を避けて

駒場から目黒まで目黒川沿いに
3時間は歩いた1日だった
帰りは2駅山手線を使った


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コメント

  1. ぷんぷん より:

    いつもながら素晴らしい見識!
    春なのに
    まだまだ遠き
    日本の夜明け
    であるならまず
    選挙に行こう