NHKの上田良一会長はとても【控え目】な方です
新聞記者の質問に何度も「答えは控えさせて頂きます」と言われます。
首相のサンゴ発言に関して
「私の立場で個別の編集判断とか、取材・制作の過程に関することに対するお答えは、
差し控えさせて頂きたい」
相澤冬樹・元NHK記者のある種の告発
「これも同じ答えで恐縮ですけども、個別の編集判断とか、取材・制作の過程は、私の立場からは答えを
控えさせて頂きたい。これに尽きます」
相澤冬樹・元NHK記者の著書や週刊文春の記事
「個別の編集判断とか取材過程には、お答えは差し控えさせて頂く」
安倍政権との距離
「それは控えさせて頂きたい」
なんとも「控え目」。
具体的な話はしない。ひたすら抽象的な一般論に終始。
「自主自立を堅持」だの「事実に基づいて」「公平公正」「不偏不党」「民主主義の発展」「文化の向上」「包装法から与えられた役割」「常にその原点」「それに尽きる」
日本人の話の典型の1つ。抽象論の羅列で説得力なし。
ここは、逃げているとしか思えない。
(「控えます」「事実に基づき」「これに尽きる」表現的に菅官房長官が思い出される。言葉遣いまで主人に似てくるのか。)
主張点を明確に提示し、それを具体点で裏付ける。
日本人、なぜこれができないのだろう。学生の「レポート」を読んでも、国会審議を聞いても、要人の記者会見を聞いても、通訳しても、つくづくそう思う。
なぜこれができないのだろう。具体点は具体性が増すほど、あるいは列挙して数が増えるほど、主張点の正当性は増す。それをお互いやりあって議論が成り立つ。ところが、「問題ない」とか「万全」とか「私が嘘を言うわけない」の一言で議論が打ち切られたりする日本なのである。
(ついでに書いとくと、抽象的なことばかり言う人の他の典型として、その逆、具体点はいろいろ羅列するのだが主張点が見えてこない人。さらには、具体と抽象がごちゃまぜで整理されておらず、これまた何が言いたいのか見えてこない人ももう1つの典型。日本人は概して具体と抽象の区別が苦手なのだ。だからそうなる。抽象的にまとめるとこういうことになるが、1つの具体例が上に紹介した上田会長の話だ)
それにしても腹がたつ。さんざん安倍をかばい、宣伝し、盛り立てておいて、「不偏不党」もないものだ。どこにその証拠がある?!そこを具体的に話せ!話せんだろう! 証拠が出せないのだ。不偏不党ではないのだ。
その逆の証拠ならいくらでもある。SNSは私のも含め(ほんの一例:NHKがどうしても言いたくない辺野古移設「反対72%」)毎日それで溢れかえっている。
安倍政権との距離は適切? NHK会長「控えさせて…」
朝日新聞 2019年1月26日
https://www.asahi.com/articles/ASM1T66YJM1TUCVL02B.html
NHKの木田・専務理事は【真摯な】お方です
政府を鋭く追及していま勢いのある立憲民主党の小川淳也議員。
このブログでも映像を交えて紹介してきた。
その小川議員が不正統計問題をめぐり根本厚労相の不信任決議案の趣旨弁明を野党5会派を代表して2時間(?)行ったのだが
NHKによるその報道ぶりは驚くべきものであった。
主張点は取り上げず、瑣末な部分のみをあげつらい、かつ小川議員を貶めるべく編集したものであった。
総務委員会でNHKの木田専務理事に問い詰めた小川議員。
小川淳也:(統計不正批判で紹介した)「川柳と、あたかも時間を引き延ばすかのように水を飲んだ部分しか取り上げていない」「水を飲んだことに対し議長が注意したかのような報道のされ方は事実と異なる」
今日の総務委員会、小川淳也NHKを追及する。根本厚労大臣不信任・趣旨弁明。NHKは小川演説の骨子を理解していながら9時のニュースでは、川柳・水飲み時間稼ぎと「偏向報道」
NHKはシンゾー政権広報そのもの、質問への回答も官僚そっくり。 pic.twitter.com/ZMhw5t9tGk— yoshita07 (@Harunchan123) 2019年3月14日
NHKの木田専務理事は、不信任決議案の提出理由をどう理解しているか問われ「統計不正問題は国の根幹を揺るがす大問題であるにもかかわらず、根本厚生大臣はことの重大性を認識せず、それと正面から向き合わなかった」と述べたが、同じことがNHKにも言えよう。すなわち「事の重大性をわきまえず、それと正面から向き合わず」ということ。
あるいは、ことの重大性を認識していたからこそ、政府を守る編集をしたのかもしれない。要するに、安倍チャンネルの忖度である。
「報道は自主的な判断で行わせていただきました」と繰り返した木田専務理事。つまり自主的に忖度して政府寄りの編集を行いにおもねったということか。
木田専務理事の言葉が滑稽だ。「結果としてこのようなご指摘を頂いたことは真摯に受け止める」。
会長の「控えさせて頂く」といい、専務理事の「真摯に受けとめる」といい、安倍チャンネルをやっていると使う語彙まで似てくるようだ。
真摯に受け止め
自主的
立憲・小川氏、NHK報道批判 統計不正追及「野党の主張取り上げず」
朝日新聞 2019年3月15日
https://www.asahi.com/articles/DA3S13933920.html
国会中継
安倍首相「私自身が金正恩委員長と向き合わなければいけない」
森ゆうこ議員「具体的にどのように会う準備を進めているのか?」
安倍首相「発言を控える」
森ゆうこ議員「拉致問題は何か進んだんですか?」
安倍首相「発言を控える」
…交渉の中身が“空っぽ”とは言えないもんね
pic.twitter.com/WfsybrvPoI
? 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年3月4日
安倍首相「私自身が金正恩委員長と向き合わなければいけない」
森ゆうこ議員「具体的にどのように会う準備を進めているのか?」
安倍首相「発言を控える」
森ゆうこ議員「拉致問題は何か進んだんですか?」
安倍首相「発言を控える」
【控えめな人】(新語百番勝負)
質問されて答えるべき中身がないのに、何もやっていない、と答えてしまっては馬鹿丸出しなので、さもなにかすごいことが進行中と思わせる「やってる感」を出すために「発言を控えさせて頂きます」と答えがちな人のこと。
【用例】
安倍政権って、首相をはじめ菅だの河野太郎だの、控えめなひとばかりだと思っていたら、
NHK会長もそうだったよ。さすが安倍チャンネル。
上田会長:NHKは「不偏不党」?
視聴料の支払いを控えさせてもらいます。
「不偏不党」それはあなたの「意見」です。その主張点に、それを支える具体点が伴って
初めて正当な主張となります。主張には具体的な根拠が伴わなくてはならないのです。
「まったく」といくら強意語を強調して発音したところで
説得力には「まったく」影響がない。
「エセ好景気、経済成長偽装といったご指摘」の根拠を覆す
具体的な根拠を掲げて反論できないかぎり「まったく」無意味なのである。
ばかりか、そこんとこが分かっていないということで、馬鹿丸出しである。 https://t.co/CSLkA32Y8X? 中嶋寛兵衛 (@noraneko_kambei) 2019年3月10日
NHK、ゴーンさんのニュースがトップか、と思ったら変装について長々と…。作業服まで特定してわざわざ店に取材。誰得なんだよ。まとめサイトかどっかでやれ。 pic.twitter.com/qi2jytmKqd
? Tad (@CybershotTad) 2019年3月7日
上下セットで約5,500円 わざわざ作業着の店まで行って「取材」してるのかNHK。 いつしかジャーナリズム、報道の本質部分を見失ってしまった巨大組織NHK。 先の保釈金の札束といい、この「報道機関」の劣化には目を覆いたくなる。
NHK組織再編で波紋 「政権への忖度ない」異例の反論:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20190222004128.html
小川淳也。いいぞ?
NHKの偏向報道に国会で異議を述べた。
NHKの小池報道局長を国会に参考人として招致したいと。
森友問題で相澤記者のスクープを報道させなかった人物だ。
強制的に受信料を取ってるのに、NHKを安倍のための安倍報道局にしている元凶だ。
徹底的に追及して欲しい。 https://t.co/M6UU6HvPjs? 俵 才記 (@nogutiya) 2019年3月14日
『NHKがどうしても言いたくない辺野古移設「反対72%」』
https://noraneko-kambei.com/2019/02/27
『「晋摯に」受け止める』
https://noraneko-kambei.com/2019/02/26
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