レッテル貼りという名のレッテル貼り
ブレーズ・パスカル:人間は考える葦である。
菅義偉内閣官房長官:そういうレッテル貼りはやめて頂きたい。
パスカル:レッテル貼り?!
菅:そうです。人の体に占める頭の容積はごく一部にすぎません。人には消化器もあれば呼吸器もある、生殖器もあれば手足も背骨もあり、頭だけで規定してはいけません。
パ:だから?
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菅:だからIR整備法なんです。カジノ法と呼ぶのはレッテル貼りです。整備するのは、包括的なリゾート施設であり、カジノはその一部にすぎないのですから。IRにカジノの占める面積は3%。同様に、人のことを考える葦と呼ぶのは悪しきレッテル貼りです。
パ:あっしの説を面積で片付けるんですかい。頭は重要ですよ。人を人たらしめているのは頭ですよ。では、「人間は考える葦だが、中には考えの足りない菅もいる」これでどうだ。
菅:それもレッテル貼り。二重にレッテルを貼ってる。
パ:いや、あなたこそなんでもかんでもレッテル貼りだレッテル貼りだと言って、レッテル貼りというレッテル貼りをやっている。
菅:と言うあなたのそれがまたレッテル貼り。
パ:と言うあなたのそれがまたレッテル貼り。
菅:と言うあなたのそれ・・・(以下省略)
「レッテル貼りと非難することこそ、真のレッテル貼りである」
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今注目のTKS テメーノコトジャン症候群
「一部の人だけに富が集まる あるいは無法者が得をする状態を作ってはなりません」今年3月にドイツを訪問した安倍首相がメルケル首相を前に語った言葉である。この言葉が安倍首相の口から発せられるのを聞いて、人は笑いとも怒りともつかぬ声を上げることだろう。当の安倍首相が日本でまさに今していることを、自分のこの簡潔な1文が見事に言い当てているからである。 なんたる逆説。なんたる傲慢。なんたる無責任。なんたるバカバカしさ。富めるものがさらに豊かになるだけの経済政策。籠池事件、加計事件と、いかにも首相に思想的に近い人が得をし、縁故のある人が得をしているかのように思われる状況。そうなんです。それってまさにてめーがやってることじゃん!そうなんです。この症状、TKS(テメーノコトジャン症候群)と言います。 安倍首相これまでも、相手のことを印象操作呼ばわりして自分こそ印象操作してたり、レッテル貼りというレッテル貼りをしまくったり、ズブズブなんて品のないことは言わない方がいいですよと言いながら前年に自分でも言っていた、などの形で症状が表れていました。他に、人が話してる時は野次らないでちゃんと聞いてくださいよ、というのもありましたが、自分のは野次ではないと言い張り、NHKなどはそこんところを忖度して安倍氏の野次は「自席発言」と呼んでいます。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓