同僚がフェースブックに上げた北海道の湖の写真をぽかんと眺めて
「これは阿寒」
と思ったが、そのあと「建築エコノミスト」森山高至氏の記事
<新国立競技場の基本設計が終わらない理由3>を読んで驚いた。
「ヤヤヤ!これは!アカンやろ!というところを発見してしまった」
というくだりを発見してしまったのだ。ヤヤヤ!競技場の基本設計。それはアカン。
悪寒すら覚える。
巨大なアーチが実はアーチのようでアーチに非ず、低くて、アーチもどきという。
横にずれ易い。この構造を持たせるには横に滑る力(スラスト)を抑え、
アーチが股裂きにならないようにしなくてはならないという。ところが——
「この希望的観測的な部材、本当に建築の構造分かってる人が書いたものなんだろうか、超怖いんですけど」
などと書いてあり、超怖いんですけど——
「地下30mまでいっても全然岩盤とか出てこない…地下50mとかまでアンカーするつもりなんだろうか」
とある。このままだと——
「ういろうの生板の上に…ペン立てを置いた状態…揺らすとプルンプルンする感じ…巨大なスラストの発生」
「端部に水平変位が起こらないように拘束する必要がある」
しかし——
「すぐ近くに地下鉄大江戸線…地下ホームがちょうど地下30mくらい」
「アンカーするのはかなり危険…そもそも地盤が…シルトから細砂とかだからまだ「ういろう」状態」
これって
あーち
なのか
あーちゃー!しまったー!
なのか
私なんかおと年に内閣府の発表した首都直下型地震マグニチュード7級
30年以内に発生する確率70%なんて数字を思い出してしまう
倒壊戸数17万5000棟、経済被害95兆円
東京五輪までに起きる確率は15%くらいになるのでは?
東大地震研の先生に至っては確か4年内70%じゃなかったか?
関東大震災周期70年〜80年説、これからしても東京
いよいよいつ大きな地震が起きてもおかしくない、というところでは?
それにフクシマの放射能がアンダーコントロールなんて大ウソだし
そもそも五輪なんて今この日本で開けるのか
というところに立ち至ってきてるのではないのか?
< 東京五輪開催は無理 放射能が強すぎ 知らぬは日本人ばかりなり>
それに歴史的に言っても巨大地震おおつなみのあと富士山の爆発
確か10年後くらいの確率が高いというではなかったか?
ということは五輪開催までに大災害が起きるのはじゅうぶん想定の範囲内なのだ
だったら2500億円使って設計も怪しい(?)深刻立競技場なんか建ててる場合か
防災対策じゃないのか?
首都機能移転とか取り組むべきでは?
遷都でもせんと。
<遷都千尋の神隠し>
というところで、昔、高校の地理の先生が言っていたことを思い出した。
池袋、新宿、渋谷を結んだ線までが武蔵野台地で、これから以西は岩盤が堅い。反対に
山手線の内側は、川が運んで来た土石の堆積したもので(上記森山氏の言う「シルト」)、大震災のときの揺れが違う。
シルトのことを知ると知らぬとでは天地の差。ザハ女史は知っていたのか。いずれにせよ、
いよいよ深刻立競技場は、ウイロウの上に乗っかった蜃気楼みたいなものであることが分かってきた。
別の記事によるとこの設計に決めたのはあの森喜朗元首相。
<新国立競技場の恐ろしい実態! 実は森喜朗がデザインを決定していた?>
そーかー。格言にも言いますからねー。森が通れば道理が引っ込む。
政府よ
やっぱり防災対策が先だろうが
首都機能移転とか
え?
何だって?
総工費2520億円
年20億円の赤字維持管理費1046億円
首都直下型地震30年で70%とか
「私は数ではないと思う」?!
「たいていの地震学者より私のほうがよく考えて来た」?!
「地球を自分たちに適応させる」?!
「私が首相なんですから」?!
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深刻 #新国立競技場
ざはっと言って工費2520億円さらに増すぞえ維持費1046億円、基本設計すら完成せず、アーチ設計に難点と指摘も。しかしそんなことしてる場合か。30年以内に首都直下型地震の確率70%だぞ。森が通れば道理がひっこむ。
森が通れば道理がひっこむ #新国立競技場
コメント
墨子 どう御思いになられます。周囲の人間は 私のことを相当変人だと思っています。アメリカでは私は絶滅危惧種です。