日本が今年2014年にワールドカップ・サッカーで戦った相手はコートジボワール「象牙海岸」のチーム、その名も「象さんたち」(les Éléphants レ・ゼレファン)だった。勝ち目はなかった。いくらサムライでも、象が相手では太刀打ちできまい。しかしコートジボワール、1980年代に5,000頭いた象が、今や1,000頭ほど。下手するとやがてサッカーのチーム名に、文字通り、名残りをとどめるだけになってしまうかもしれない。
ワシントン条約事務局長ジョン・スキャンロン氏によると象はアフリカに
20世紀始めは2千万頭いた。
それが1980年には120万頭、
今は50万頭。
そして密猟で殺された象はアフリカで
2011年25,000頭、2012年22,000頭、2013年20,000頭余り。
密猟数が自然増を上回るから、このままなら象は絶滅する。
ゾウさんの激減を尻目に
ものすごく増え続けているのがこれだ。
人間(単位:億人)。人間に生態系を奪われているゾウさんだ。人間の繁殖力はすさまじい。
特にこの100年、200年をグラフにしてみると、人間が恐るべきゾー産態勢にあることが分かる。
なかんずくアフリカの人口爆発は突出している。
開発が進むアフリカ。
生態系をどんどん奪われ、資源をどんどん奪われ、密猟でどんどん殺されれば、
ゾウに勝ち目はない。
関連記事:
残り千数百頭となったボルネオゾウからも密猟で象牙 [2017/01/04]
ゾウの来た道 1 [2016/02/04 14:19]
「人新世」~地球が突入した新しい地質年代で新人生を [2016/01/09]
危機キリン [2015/04/07]
サイよさいなら [2015/03/01 ]
毛深いサイ 罪深い人間 [2015/02/28]
この絵、何に見えますか? [2014/11/29]
ゾウと宇宙の永遠の沈黙 [2014/08/03]
象さんの増産 [2014/08/03]
今日もお読みくださりありがとうございました。
/\ /\
m (_ _) m
←クリック!→
↑大変お手数でと存じますがどうかクリックをよろしく↑
旧ブログの関連記事はこちらのタグから:
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2014-08-03