第2話
〜トランプのアメリカという泥舟に乗っているのはひとりニッポン〜
〜日米がともに奈落に落ちてゆく高市早苗の抱き付き心中〜
高市首相が訪米して日米首脳会談。
そのニュースを見ていたら、実に気持ちの悪い、みっともない映像に出くわした。。
高市がトランプに抱きついているのだ。
こんなことアメリカの女性政治家はしない。
日本を含め他国の女性政治家もしないだろう。
相手が同国人だろうが、外国人だろうが。
握手が基本だ。
抱擁は軽くさりげなく。
↑ここでは高市首相もちゃんとできてんじゃん。
相手はカナダのカーニー首相。
しかし、高市早苗のトランプへの抱き付きは、日本式でも米国式でもなく高市式、
媚びの極致、属国式。。
女性首脳が男性首脳に自分から抱きつきに行くというのは
前代未聞ではないだろうか?
国際外交の現場において首脳同士が親密さや連帯を示すために
抱擁を行うことは、決して珍しいことではないだろう。
首脳同士が抱き合って、個人的ないし二国間の強固な関係、連帯、
あるいは共同戦線を張る姿勢を強調するわけだ。
欧米諸国やラテンアメリカ諸国などでは、政治家の性別を問わず、
軽く抱擁したり(いわゆる「ハグ」)や(相手が女性だと)頬へ軽い接吻(キス)をするのが
政治家の挨拶として一般的ではある。
旧ソ連なんか、口と口でぶちゅーっとやっていたがな。
これはブレジンスキーと東ドイツのホーネッカー。
Taken by Regis Bossu of Sygma agency on October 7, 1979.
東洋人だってやる。
これは北朝鮮の金日成と統一教会の文鮮明。
「義兄弟の契り」を交わした二人だ。硬く抱擁。
などと例によって図書珈琲店で思いを巡らしていると、哲っちゃんがやって来た。
曽倉 哲:一方的に国際法違反の戦争をおっ始めて世界に夥しい死と破壊をもたらし
これまた一方的に高関税を課して世界に多大なる経済的損失と混乱をもたらしている
その真っ最中のトランプという戦争犯罪人にして性的暴行有罪と小児性愛買春疑惑のある男に
「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはあなただけ」
などと、満面の笑顔と嬌態を全世界に晒しつつ、恥ずかしげもなく言えるのは、
世界中に高市早苗だけだと思っている。
今日はそのことを伝えに来た。
のら猫寛兵衛:ははは、まさにその通り。
言うことが異常なら、振る舞いも異常だらけの訪米でしたね。
哲:欧米の女性首脳でも、親しい男性首脳との会談の際に、
挨拶として軽く抱き合うことはあるでしょう。
例えばドイツのメルケル首相とか英国のメイ首相などもそうだった。
しかし、これは「ハグ」ではなく「抱き付き」ですよ。
前代未聞じゃないでしょうか。
猫:通例、「ハグ」は軽く交わすもの。しかも女性はハグされる側(あるいは頬などにキスをされる側)。自分から、しかも相手が差し出した握手の手を無視していきなり強く抱きつくというか、抱きしめるというか、これは異常です。
外交儀礼(プロトコル)から逸脱した、外交史においても極めて異例で、
おっしゃる通り「前代未聞」かもしれません。
哲:こんな抱きつきやベタベタとまとわり付いてる感じは、私たち対等な関係じゃありません、従属してます、隷属してます、と言っているようなもの。
猫:日本がアメリカの属国であると内外に宣伝しているようで、国辱ものだと思う。
品位も品格も誇りも矜持もへったくれもない。
Xにあった画像だけど、こういうのを連想した外国人と思しき投稿者もいる。
猫:女性首脳(サッチャー首相などあるいはクリントン国務長官など)の過去の写真を検索してみても、あの仲の良かったレーガンにもサッチャーが抱きつきに行くといったことはしていません。握手です。
レーガンがサッチャーの頬だか額だかに軽くキスしているのはありました。西欧の伝統では騎士道かなにかの影響でしょうか、女性は大事に扱う、男は紳士的に振る舞い、「レディーファースト」。
外交儀礼のみならずフェミニズム的観点からも、女性首脳から男性首脳への
積極的能動的先制攻撃的敵基地攻撃的な抱き付き抱き締めは
不見識と言わざるを得ませんな。
先にカナダ首相が来日したときは軽く自然にできてたのに。
哲:相手がご主人さまとなると、こうも変わるのか。
マーガレット・サッチャーやヒラリー・クリントンといった女性の指導者たちは、
公的な場での振る舞いを極めて厳格にコントロールしていました。
イギリスのサッチャー首相は思想的、政策的に極めて親密だったレーガン大統領に対しても、公の場では握手が基本でした。レーガンが親愛の情(頬へのキスなど)を表すことはあっても、サッチャー側から能動的に身体を密着させる、抱きつく、なんてのはあり得ない。そんな姿は、公的な記録にはまず収められていないはずです。
ヒラリー・クリントンも、相手が誰であれプロトコルに忠実な握手を優先しました。彼女たちの世代の女性リーダーにとって、男性社会である外交の世界で甘えや依存や従属と取られかねない過度な身体的接触は、自らの権威を損なうものとして厳に慎むべき禁忌だったのでしょう。
西欧のマナーでも、握手を求めた側の意図(この場合はトランプ氏の差し出した手)を尊重するのが決まりでしょうよ。それを遮って自ら胸に飛び込むような抱きつき方は、相手の意向を無視した行為であり、儀礼的にも頂けない。
そして非対称な関係を強調することになってしまう。対等な首脳としてではなく、父親の懐に飛び込む娘?男に媚びる女?のような印象を与えてしまう。確かに、日本はアメリカの属国ですよと内外に宣伝しているようなものです。
猫:カナダ首相とはごく自然な「ハグ」だったのに。。相手がご主人様アメリカとなると、アメリカの犬・日本は尻尾を振ってこうなる、みたいな。
日本の首相としての見識や日本の国格が問われる事態です。
哲:これまでの女性首脳らが築いてきた対等で凛とした外交スタイルを崩しています。
ま、尻尾を振ってるフリをして油断させて、ホルムズ海峡への艦艇派遣せんでもよろしい、
なんてのを取ってきたのなら、抱き付きスリみたいな巧妙な手口、
と評価できんこともないのかもしれませんが。
しかしまあ、アメリカへの投資80兆円という貢物はそのままだし、
到底評価できるものではありません。
猫:抱きつきスリ?だめですよ。そんなの、
あなたの戦争は国際法違反、支持できない、
日本は憲法上そもそも戦争できない国、
などと筋を通すのではなく、姑息ですよ。
「世界に平和と繁栄をもたらすことができるのはドナルドだけ」
これが、どんなに驚きの発言か、どんなに馬鹿馬鹿しいものか。
世界の平和と繁栄をひとりでぶち壊してるような当の本人に向かって。
異常ですよ。
世界の人たちも「この首相、大丈夫か?日本、大丈夫か?」と思ったはずです。
哲:約束した投資額は日本の国内総生産(GDP)の約15%、日本の外貨準備高の約半分。
途方も無い額です。ほんと、大丈夫か、日本、です。
高市首相、「国内投資を拡大」と選挙でも訴えていたのに。
猫:そして投資で得られる利益の分配はアメリカが9割、日本が1割だとか。
あんまりです。
「イランは核兵器を持とうとしている」と言ってトランプはイラン戦争を始めたが、
去年6月の攻撃でイランの核開発施設を「壊滅させた」と言っていた。
核兵器開発に程遠かったことは国際原子力機関IAEAの事務局長も認めている。
しかもトランプ、一方でイスラエルが核兵器を秘密裏に開発し、保有していることは、
一切問題にしない。
国際法では国が攻撃を受けて初めて自衛の武力行使が認められるのに、アメリカは攻撃を受けていたわけでもない。しかもトランプはアメリカ議会にも諮らずに戦争を始めた。国際法に違反していれば、国内法にも違反している、違法ずくめの戦争だ。
そして、イランの最高指導者を殺害し、学校をも空爆して多数の児童を殺し、今度は発電所を攻撃するとまで言い始めている。非軍事標的への攻撃も、これまた国際法違反だ。
そんな「狂人」(ハーバード/コロンビア大学のジェフリー・サックス教授が使う用語をあえて使わせてもらうと)のことを「世界に平和と繁栄をもたらすことができるのはあなただけ」とは、これまた「狂女」ですよ。
この戦争犯罪人と手を組んだり横ではしゃいだり満面の笑顔ができる
というのは恐ろしい限りである。
猫:政治家が劣化の極みなら、ジャーナリストも負けてはいない。
なんて無意味な質問をするのだろう。
自国の議会にさえ相談せずにおっ始めた戦争なのに。
< 奇襲といえば日本だろが。日本人の貴様、それを知らんのか >
とトランプは言いたいのだろうが、アメリカは日本の暗号をすでに解読していた。
ルーズベルトは知らないふりをして、どうしてもこれを「奇襲」「騙し討ち」にしたかった。
そうなれば「日本憎し!」で世論も参戦を支持する、道義的にもアメリカが優位に立てる、
そう考えたのだ。
奇襲を成功させたかった大本営も、宣戦布告をワシントンの日本大使館に暗号で送りつつも
ギリギリまで最後のページを送ってこない。
日本人は言いたいことは、長〜い前置きの後,いよいよ最後になってやっと言う。
だから、日本から暗号で送られてくる日本語の原稿も最後の最後になるまで、それが宣戦布告とはわからないでいた大使館員たち。真珠湾攻撃の当日の朝に最後のページの暗号を日本語に解読して初めてそれが宣戦布告であることを知って大慌て。それを必死で英語に訳して、いつものアメリカ人タイピストは使えないので自分たちでなれないタイプを打ち、、結局,アメリカのハル国務長官に渡した時はすでに戦争が始まっていた。
奇襲は奇襲で汚いが、それを事前に把握しつつもあえて奇襲に仕立て上げたアメリカも汚い。そしてそれを今なお「汚い日本人」の象徴のように事あるごとに持ち出すアメリカはずる賢いと思う。
哲:そんな歴史をトランプが知るわけもないです。不動産業で金儲けしか考えてこなかった男。
猫:これもひどいよね。ホワイトハウスの歴代大統領の肖像が年代順に並べていある所。
トランプの肖像を見つけて高市:
< ドナルド、なんて素敵! >
みたいな大袈裟なその仕草。
そしてその次に見たのは隣のバイデンの肖像、、
のはずが、
トランプはバイデンの肖像を外して、自動署名機(オートペン)の画像に差し替えていた。
バイデンは自分の名前も書けない「認知症」という当てつけである。
それを見てはしゃぐ高市早苗。
バイデンをバカにする画像。。
それをトランプと一緒になってカメラの前で笑っているのです。
これまた日本の首相としてあるまじき態度ですよ。
〜高市の抱き付き心中日米の奈落に落ちる恐怖のシナリオ〜
高市の抱きつき外交は、かつての安倍トランプ「蜜月関係」を引き継いだつもりか。
安倍の使ったセリフを高市も使って悦に入っているようだが
「JAPAN IS BACK」って意味不明だ。
日本が戻って来た?じゃあ、今までどこに行っていたというのだ?
戻ってる感じしないがな。円安は続く、インフレは進む、経済はぱっとしない、下手するとコメすら食えなくなる、一部の人たちだけはどんどん金持ちになっていくが、、社会に閉塞感、、
これのどこがどう戻ってると言うんだ?
哲:軍事中心の戦前回帰のことなら、そうかもしれない(笑)
猫:何をしても安倍の上を行く「安倍+」の高市だからね。
安倍もへつらいが過ぎると海外メディアから指摘されてたけど。
猫:ところがこれだよ。馬鹿馬鹿しい。
日米首脳会談「評価」69%、内閣支持71%…読売世論調査 2026/03/22 https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20260322-GYT1T00245/
高市の言動にしても、その馬鹿馬鹿しさを際立たせるのは、ひとつにはトランプのアメリカが
世界で批判を浴び、離反の動きも進んで孤立化しつつある中で、ということがある。
そして、トランプはアメリカ国内の支持率も低下しているという中です。
支持率低迷のトランプ氏、中間選挙へ強まる逆風に焦り
2026年2月25日 日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN256AF0V20C26A2000000/
トランプ米大統領の支持率は低迷、イラン攻撃への支持も低下、世論調査
トランプ大統領の支持率は38%(前週:39%)と低調で、不支持率は59%
ジェトロ 2026年03月04日 https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/03/4c09185c98978bcd.html
哲:日米に今後待ち受けるであろうことを考えると、やはり「抱きつき心中」ですよ。
猫:BRICSはもとより、EU諸国の欧州、カナダも、アメリカに言うべきことは言うし、
アメリカの求めを断ったり、アメリカとは距離を置き始めている。
世界は、ドルに代わる通貨での決済に動いたり、中堅国家の連携を呼びかけたり、
アメリカ中心に代わる選択へと動きつつある。
戦争のゆくえによってはドル暴落、日本は悪性インフレの加速、
ひいてはスタグフレーション、円暴落、財政破綻、、
ろくな未来は見えてきません。
アメリカそのものが落ち目だが、トランプでそれを決定的にした。
そしてそのアメリカにひたすら従うことしか考えられない日本。
哲:今は基軸通貨ドルの黄昏という時代です。ドル覇権が終焉を迎えそうなんです。
それとともにアメリカという帝国も終焉かもしれません。
実は、石油のドル建て決済を止めようとすると戦争になるんです。
アメリカの豊かさの源は世界の石油の取引をドルで決済させること、とも言えます。
アメリカは1970年台に中東の産油国に石油の売買をドルで決済するよう強いたのです。
そしてアメリカはドルをじゃんじゃん刷ってサウジなど産油国にアメリカ国債を買わせる
というペトロ・ダラー体制です。アメリカはじゃんじゃん借金でき、じゃんじゃん消費。
こういう、ドルが石油取引の基軸である体制を維持することで、
アメリカは莫大な経常赤字を維持でき、強大な軍隊を維持できてきたんです
だから石油の決済の脱ドル化を図る国が出てくると戦争になるのです。
2000年にイラクのサダム・フセインが石油の輸出の決済をドルからユーロに変えようとして
2003年のアメリカなどによるイラク戦争になったわけです。
リビアのムアンマル・カダフィもアフリカ・中東諸国が天然資源の取引をドルではなくて
「黄金のディナール」なる独自の金本位の通貨でやろうと提唱したのが2011年。
その直後に米英仏がリビアへ軍事介入しました。欧米の金融システムへの脅威だったわけです。
猫:ドルの覇権に脅威となる国が出てくるとやられるんですよね。
開戦事由のテロの支援だの大量破壊兵器の開発だの麻薬取引だなんてのは建前。
哲:ベネズエラに今年初めアメリカが介入したのも実はこれなんです。
ベネズエラは、アメリカから経済制裁でドル資産を凍結されたりSWIFT(国際決済システム)を使えなくされたりするので、それを避けるためにも人民元を使おうとしていた。
ベネズエラは中国やロシアと結びつき、BRICSへの加盟も希望しており、BRICSの進める脱ドル化やBRICS独自の決済システム(BRICS Payなど)にも期待していたんです。
そしてイランにしてもそうです。イランが、ホルムズ海峡を通るタンカーは人民元で決済を、と考え出したことが、アメリカにとっては堪忍袋の緒だったようです。
猫:あと2週間で核兵器を保有するだなんてトランプは言ってましたがね。
哲:イランもアメリカの経済制裁下にあって今や最大の貿易相手国は中国です。
原油輸出の約9割は中国向け。制裁を避け、ドルを介さない人民元での決済です。
イラク、リビヤ、ベネズエラ、イラン、、ドル覇権に楯突くと、ミサイルをぶち込まれます。
猫:ドルの一極支配の黄昏。そうですよね。フセインやカダフィは一カ国の抵抗でしたが、
今や世界経済の主要な勢力が、組織的な代替システムの構築へと動いている。
BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は現在、
世界人口の約40%、世界GDPの30%以上を占め、
購買力平価ベースではすでにG7を上回っていますからね。
哲:中東だって、イラン以外の国々も今ではドル一辺倒からの脱却を模索中です。
アメリカ一辺倒ではなく、中国やロシアともバランスを取ろうとしている。
石油取引の決済を米ドル以外(中国人民元など)で行う可能性。
サウジやUAEはBRICSへの加盟や連携の動きを強めており、
要するに世界では米国離れという経済、金融の多極化が進んでいるんです。
猫:そんなアメリカの黄昏、世界の多極化の時代、下手すると泥舟アメリカですよ。
周りを見渡すと、乗っているのは日本くらいのもんです。
アメリカに従ってればいいとばかりにトランプに抱きついて行くのって、アホとしか言いようない。
そしてそれで「首脳会談は成功:89%」?とかいう世論調査って、日本国民も
アホとしか言いようない。
「日米の新たな黄金時代つくりたい」(高市早苗)
何が新たな黄金時代なものか。
新たな幇間時代だよ。
哲::欧州やカナダは、トランプ政権の一方的な関税政策や国際法を無視する姿勢に対し、
自国の主権と経済を守るため、是々非々の立場で距離を置く戦略を強めています。
哲:そんな中ひとりトランプに抱きつく日本。
一方でイスラエルとも深入りしすぎています。
包括的パートナーシップ、安全保障での協力、サイバー技術,軍事技術,などなど。
いずれもエプスタインに繋がったりもしている。
自民党や特にその右派、安倍派や高市は、何か弱みでも握られているのか。
90兆円の貢物なんか差し出して。
前回、その裏側を含め詳しく書いた通り:
『エプスタインが日本を襲う(1)イスラエルのセキュリティ技術』
https://noraneko-kambei.com/2026/03/14/13931/
そうやってハメネイ師の行動パターンを把握した上で、通信網も妨害。攻撃当日、ハメネイの居場所周辺の基地局10数か所をサイバー攻撃で遮断。 その上で邸宅に精密誘導ミサイルを何十発も撃ち込んだのだった。
アメリカの諜報機関NSAの職員だったエドワード・スノーデンが、日本の電力網などのインフラにマルウェアを仕掛ける任務に当たっていたと言っている。これはインフラの機能を停止する「キル・スイッチ」だ。日本が万が一アメリカにとって不都合な動きを見せたりしたら、これを使う。日本の電力が停止する。原発の冷却電源も停止することになる。だから日本はアメリカには手も足も出せない。。
同じことをイスラエルが日本に対しているとしたら?
今や日本の官民に深く浸透したイスラエルのセキュリティ・システム。しかし、そのソースコードは非公開という契約。日本のセキュリティはいつしか日本にとってブラックボックスになっているのだ。キル・スイッチが設定されているかもしれない。「バックドア」から情報を吸い上げられているかもしれない。日本は国の安全の鍵をイスラエルに預けてしまっている。安全たらんとして、逆にとんでもない脆弱性を抱え込んでしまっているのではないのか。
日本のセキュリティがイスラエルの技術だらけになったのも、きっかけは安倍晋三。2014年に安倍とネタニヤフが「日本・イスラエル包括的パートナーシップ」を結んでから(それまでは石油の関係でイランやアラブ寄り。イスラエルとは距離をとっていた日本)(同じく2014年、防衛装備移転三原則、サイバーセキュリティ基本法)。以来、日本は官民あげてイスラエルの技術に傾斜していった。自民党の中にはイスラエルに憧れ、イスラエルを崇拝する崇イ派ともいうべき人々もいる。自民右派の支持基盤にはユダヤ人と日本人の同祖論まである。
サイバー技術を日本に盛んに売りこんで来たひとりが、ハニトラ・エプスタインと二人三脚だったイスラエルのエフード・バラク元首相・元国防相だ。バラクは政界を引退後は、サイバー部隊「8200部隊」出身者が立ち上げるハイテク企業群を従え、その売り込み役に転じた。
8200部隊は英才教育で鍛えられた秀才ぞろい。そこの技術者たちがやがて民間に出て行って世界最高レベルの技術を誇る企業群を設立していく。
伊藤穰一はそんなイスラエルやそのサイバー部隊8200部隊を高く評価し、日本も同じような「エコ・システム」を導入すべきだ、イスラエルの技術は米シリコンバレーをも凌ぐ、日本はイスラエルをパートナーにすべき、と政府系の会議や諮問委員会などで熱く説いてきた。2015年に安倍政権下でできたサイバーセキュリティ戦略本部にも関与。しかし、ハニトラ・エプスタインとはメールのやり取り4,000回、エプスタイン文書に登場8,000〜1万回という昵懇の間柄。
伊藤氏はエプスタインから巨額の資金の提供を受け、それを隠していた。性的な犯罪には関知していないと本人は言っているが、彼の場合は、裏金(マニー)で弱みを握られた「マニトラ」だったのではないのか?
ドローン、サイバーセキュリティなどなど、日本はいつしか、国防から治安、公共インフラ、企業、金融、製造業、電力、ガス、などなどすっかりイスラエルに傾斜しているようだ。
デジタル庁、サイバー警察局、なんてのも出来ているし、
今後はイスラエルをモデルに次世代通信傍受とか「能動的サイバー防御」、国家情報局(諜報機関)設立に向かうのか。
日本でのエプスタインや伊藤氏への関心はもっぱら未成年者の人身売買や性暴力、それに関与していたかどうかという倫理面だが、追及すべきは、日本のセキュリティがいつしかイスラエル一辺倒といえるくらいの状況になってしまったこととの関連ではないのか?
以上、前回「第1話」のおさらい。
哲:アメリカという泥船から日本は飛び降りることができるのか?
もはや手遅れか。アメリカとの戦争犯罪共犯国イスラエルからも首根っこを抑えられて。
猫:独自路線に進もうとすれば田中角栄のような形で潰されるのでは?
小沢一郎とか鳩山由紀夫の例もあるし。
哲:だからこその高市の異常なまでの恭順の姿勢なんでしょうね。
猫:独自外交、カナダのカーニー首相の提唱した中堅国家群との連携強化あたりから始めないと、
ほんとにアメリカと地獄の道連れですよ。
哲:カナダやオーストラリアなどが模索するミドルパワー(中堅国家)外交こそが、大国の暴走に巻き込まれないための現実的な避難路ですね。
アメリカ一極集中から脱却し、経済的・安全保障的なリスクを分散する保険になります。
猫:避難路とか保険というんじゃなくて、中堅国家、これしかないでしょう。
経済的な合理性からも道義的にも。
日本自体が中堅国家になる。
新・大日本帝国みたいな大国の夢(高市がいうJAPAN IS BACKもこれですかね)
そんなのは捨て去って(だって、それって、いつかきた道、国力において圧倒的な差のあるアメリカと戦って破局に至ったように、中国に軍事で対抗するだなんて破滅の道でしかない)、
日本自体が中堅国家にならなくてはならない。福祉や教育や環境に力を入れ、平和に力を入れ。
一国ではアメリカや中国に対抗できなくても、中堅国家が連合すれば、国際社会を引っ張っていけます。軍事力やドルを基軸としたアメリカ覇権を過去のものにする新しいパラダイムも見えてくるでしょう。対人地雷禁止条約も、クラスター爆弾禁止条約も、核兵器禁止条約も、みんな中堅国家が力を合わせて実現していったんですからね。
哲:現在の日本の政権が、アメリカへの追随や諂いを捨ててそういう第三の道へ舵を切るビジョンや覚悟があるかと言えば、ないでしょう。このままだとやはり地獄の道連れですよ。
猫:アメリカばかりを見ていてはダメということをもっと分からなくてはいけないと思いますが、
そこが難しい。高市訪米を伝えるNHKのニュースを見ましたが、アメリカと親しくなるのが正しいという前提でニュースやってるんです。出てくる「専門家」の解説も然り。良い個人的な関係が築かれている、会談は成功だった、それで終わりです。だから国民も支持する。困ったもんです。
日米首脳会談「評価」69%、内閣支持71%…読売世論調査 2026/03/22 https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20260322-GYT1T00245/
哲:まさにそういう報道の無批判さこそが、国民の危機感を削ぎ落としている元凶ですね。
今の報道や専門家の解説に欠けている視点は、あまりにも致命的です。
「親密さ」の代償、抱きつきやへつらいやおもねりや作り笑いやはしゃぎの裏で、
日本がどれだけ市場開放や軍事負担を強いられて来たか、あるいは関税の特例措置と引き換えに「主権」を差し出したかといった検証がなされません。
猫:国際法違反の戦争、国際人道法違反の醜悪な殺戮者トランプやネタニヤフとこの戦争の最中にはしゃいでいる日本という姿、それへの視点もなし。
そして、やはり国際社会での孤立ですよ。いま、アメリカに同調する国って日本くらいのもんでしょう。日本人がどれだけ思考停止してるかってことですよ。ただ、アメリカに付いて行けばいい、それだけの国になっている。そして今回の訪米で見聞きしたような高市総理の呆れた言動が、どれほど日本と日本人の評判を下げることか。
今年は1月にまずグリーンランドを領有したいと言い始めたトランプ。「国際法は必要ない」などと言ってのけたトランプに、世界は驚きの連続というか、呆れると同時に、もうそっぽをむき始めていますよ。
欧州からは総スカンです。指導者も国民もメディアもみなアメリカ離れ。デンマークを中心に、フランス、ドイツ、フィンランド、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、イギリス、どこもかしこも、「領土は売り物ではない」「グリーンランドはデンマークの一部」と強硬に反発。一致してトランプの要求を拒否しました。しかしトランプは同調しない国には追加関税だ!という無体ぶり。
哲:イラン戦争ではスペインのサンチェス首相がはっきりこれは「国際法違反だ」と言って、基地のアメリカ軍による使用を拒否。トランプは怒って、スペインとは貿易をしないと言っている。
猫:アメリカとは歴史的に特別の繋がりのあるイギリスでさえ、基地の使用を拒否。その後、トランプから「チャーチルはいないのか」なんて言われ、防衛的なものに限り使用は認めると譲歩したが。
しかし、欧州、ホルムズ海峡への艦艇の派遣をみんな断っている。そりゃ、アメリカが勝手に始めた違法の戦争、無法な戦争、雲行きが悪くなって助けてくれと言われても。。
哲:アメリカ国内の「身内」からも離反する動きが始まっている。
猫:国際的にも、同盟国の首脳たちがこのところ中国を訪問しているのも偶然ではないでしょう。カナダ、フランス、ドイツ、イギリス。首脳たちが北京で習近平と握手してる。協力関係、提携関係を深めようとする動き。
猫:それでもアメリカ一辺倒の日本。こうなると残る唯一の突破口は、皮肉にも「破局」しかない。
哲:どゆこと?
猫:いちど地獄を見て目覚めるしかないということ。
哲:そうか。生活が破綻するということですね。
どんなに「外交は成功だ」とテレビが言っても、円が暴落し、マクドナルドが数千円になり、ガソリン代や電気代が払えず、スーパーの棚から物が消えるようになったり、悪性インフレが実生活を破壊し始めたとき、ようやく「アメリカに抱きついていて本当に幸せになれるのか?」「自民党に任せていて大丈夫か?」「メディアの言っていることを鵜呑みにしていたらまずいのでは?」という疑問が、理屈抜きで大衆の中に芽生える。。でも、あなたも悲観的だね。ほとんど絶望的。
あるいは、ドルの暴落やアメリカ国内の混乱(内戦状態や経済破綻)が可視化され、「抱きついている相手自体が沈没している」ことが誰の目にも明らかになったとき、メディアの嘘も通用しなくなります。
猫:そうです。結局、行くとこまで行かないと日本人は気が付かないということですね。アメリカに付いて行くだけじゃだめだ、とか、自民党の政治や外交じゃダメだということが分かるには、一度地獄を見るしかないということ。
哲:米が食えなくなるとか電気代が払えなくなるとか、、飢餓が始まる、、医療も受けられない。。ミサイルが飛んできて、文字通り日本が焼け野が原になる。原発もやられる。
猫:国が一度滅びる。。イーロン・マスクなんか、日本は消滅するって言ってますが。
地獄を見る条件、日本はけっこうあるよ。エネエルギーや食料の自給率の低さ。日本は食料自給率38%とか言うけど飼料や肥料まで含めると10%って言うからね。
「世界中に平和と繁栄をもたらすことができるのは、ドナルド、あなただけ」
今回の高市のこの馬鹿馬鹿しい言葉に馬鹿馬鹿しい態度、松岡洋右の連盟脱退演説みたいに、
後世まで末長く語り継がれる歴史の分岐点になるかもしれないと思っています。
一刻も早く引き摺り下ろそう、とフェイスブックにコメントを寄せる人もいるんですが、
私はこう返事した。
「私は今の日本国民にそれはできないと思っています。政治家も政治家ならジャーナリストもジャーナリスト、国民も国民だからです。「訪米の成果は」とか言ってやっています。トランプ大統領とここまで親密、とか言って評価したりしてます。帰国後,高市の支持率が高くなっても驚きません」
その通りになってしまった。
でも国民が永久にこのような政治が間違いであることに気づかないかと言うと,そうでもない。自民党もそっぽを向かれる日が来るはず。その希望はどこからくるかと言うと、皮肉というか逆説というか、それはひとえに日本が再び地獄を見てからのこと。そこまでいかないと、ここまで劣化した日本人は気づかないのです。
哲:僕は、そういう厳しい現実に直面する前に、少しでも多くの人がそういった違和感や危機感やほとんど絶望的な気持ちを共有できてほしいと願うばかりです。
第2話
〜トランプのアメリカという泥舟に乗っているのはひとりニッポン〜
〜日米がともに奈落に落ちてゆく高市早苗の抱き付き心中〜
終わり
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アメリカ国内の「身内」も離反し始めたトランプ
その横で舞い上がってんじゃないよ高市早苗
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スペイン首相「戦争反対」、米を批判 基地使用認めず
朝日新聞 2026/03/06 https://digital.asahi.com/articles/DA3S16417069.html
スペインのサンチェス政権は、イランに対するアメリカ・イスラエルの「一方的」な軍事行動に対し、同国南部(ロタやモロン)の基地を米軍が使用することを認めない方針を示した。スペイン側は、これらの基地は国際連合の憲章に沿った行動にしか使用できないと強調。
これに対してトランプは「スペインは最悪だ」と言い、スペインとの全貿易を断ち切ると警告。「使いたければ(許可なしで)基地を使う。誰も私たちに使用するなとは言えない」
英BBC https://www.bbc.com/news/articles/c8r1mzd8vygo
英国・米軍の基地使用“防衛目的に限り”認める
スターマー首相「攻撃には参加しない」と強調
TBS 2026年3月3日 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2502012?display=1
メルツ独首相、事前相談あれば「反対しただろう」
トランプ米政権のイラン攻撃巡り
2026/3/19 産経 https://www.sankei.com/article/20260319-ES3SUB2TK5PWBCGR3GEPZI553U/
イラン攻撃は「国際法違反」 フランスやイギリスも苦言
与党・共和党内からも議会手続きが問題視され
2026年3月5日 東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/472606
欧州首脳相次ぐ訪中、米国不信で増す磁力 分断つけ込む中国
日本経済新聞 2026/01/29 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR28CEO0Y6A120C2000000/
カナダ、中国との関係改善へ 新たな「戦略的パートナーシップ」打ち出す
2026.01.18 CNN https://www.cnn.co.jp/world/35242864.html
「アメリカ、イスラエル、そしてイランへの私のメッセージは単純だ。
世界は、君たちの紛争に飽き飽きしている。
外交は弱さのあらわれではない。人類の知性の最高の表現だ。死んでいくのは、ワシントンやテルアビブで攻撃命令に署名している者たちではない。死ぬのは、罪のない人々だ。
ブラジルは即時停戦と、兵器取引の利権に汚されていない交渉の場を設けることを要求する」
(ブラジル・ルーラ大統領)
「これぞ真の政治家。真の指導者は平和を説く。世界が聞くべきはそんな声だ」
(と「靴磨きから大統領になった男・ルーラ」の言葉を引用したFeminist News)
帝国の没落〜進む脱ドル
ドルのためにアメリカは戦争するのだ
↑動画のナレーションはこう言っている:
アメリカは世界第一の産油国
(訳注:アメリカは2014年以降サウジアラビアやロシアを抜き、原油生産量世界第1位。
背景に技術革新によるシェールオイルの増産)
では何故、他の産油国を侵略し続けるのか?
石油を盗もうというのではない。
発端は1974年の密約。
オイル・ダラー体制の発端だ。
アメリカはこう告げた:国の指導者を守りたいなら石油の売買はドルでやれ。
こうして各国は米ドルの保有を増やした。
こうなれば、アメリカはドルを刷るだけでウハウハ。
要するに、アメリカの軍事費も各国がまかなっているという構造だ。
じゃあ、これに楯突いたらどうなる。
2000年、イラクは石油売買の決済をユーロでやろうとした。
2011年、リビヤは独自の「ゴールド・ディナール」を導入しようとした。
2026年、イランはドルを捨て中国元による決済に動いていた。
ドルの地位が脅かされるたびに戦争になる。
アメリカは彼らの石油を嫌っているのではない。
彼らの通貨によってドル覇権を脅かされるのが嫌いなのだ。
エネルギーの決済にドルが必要とされなくなれば
アメリカ経済は一夜にして崩壊する。
アメリカの戦争はドル覇権のほころびを修復する試みなのだ。
安全保障のための戦争?
いや、大掛かりな詐欺ではないのか?
ICC「ネタニヤフ氏、民間人攻撃指揮」 日本にも逮捕義務
2024年11月22日 日経 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR21E1L0R21C24A1000000/
↑戦費増大けた外れ。アメリカ国内のインフラ整備などおろそかになるではないかと批判もあるが、
いいから、いいから、それは日本に払わせるから、てかトランプ。
日本の対米投資5500億ドル、今どうなっているのか-首脳会談でも焦点
ブルームバーグ 2026年3月18日 https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-03-18/TC2JT7KJH6V400
最後までお読みくださり、ありがとうございました。m(_ _)m
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