NHKが辺野古の基地建設をめぐる沖縄の県民投票の結果をニュースであまり取り上げないことはきのう書いたが、取り上げるにしても、実に奇妙な取り上げ方をしていることに気づかれた方も多いと思う。
移設へ反対「72%」というこの数字への言及を避けているのだ(投票した人のうち72%)。
NHKはしきりに「4分の1」(投票できたはずの人のうち)という表現を使う。
4分の1と聞けば人はまず「25%」という数字を頭に思い描くだろう。
25%超えで日米政府へ報告すべしとの条例とのからみとNHKは言い訳を言うかもしれぬが、
それはそれを伝える箇所で示せばいいことだ。「4分の1(超え)」は冒頭で使うべき表現ではない。
実際は37.6%だった。ずいぶん印象が違う。NHKもいつしか印象操作派ーー印操派の巨匠か。
確かに反対票は全有権者の37.6%であり、数字としてはそちらを伝えるNHKだが
普通は、投票した人の72.2%だったと伝えるところ。
NHKはどうしてもその数字を伝えたくないようだ。
玉城知事もいぶかっている。
民放はちゃんと72.2%を伝えている。ごく普通に。
新聞も
思えば今の政権の選挙での得票率は25%にも満たない(自民は17%)
それでほぼ7割の議席を占めているのだ。
産経新聞などは「賛成票以外」というところに着目
しかし産経の論法でいくと選挙の時の見出しは
<自民 有権者8割3分「支持」せず>
となるべきであったことになる。
そして辺野古はこうなる:
<9割が「支持」せず>
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以前、モリカケ問題でネタを提供してくれた下地議員も、産経と同じ論法。
「どちらでもない」5万2,682票、これに、投票に行かなかった55万あまりの県民を加えれば、
「反対」43万人超に対し、「反対以外」が計71万人、と言うのである。ならばこれを御自身の選挙での得票率12.7%(有権者26,675万人、下地ミキオ32,215票)に当てはめれば
有権者の87.3%が下地「不支持」!
となってしまう。
実家が建設会社で、な、なんと、辺野古に土砂を埋めている会社というわかりやすさ!
その名も大米建設。
下地(しもじ)議員の場合そういう下地が(したじ)があったわけだが、
そしてみなさん、産経新聞や下地議員を笑うだろうが、NHKとてやっていることは、そう違わないのである。
NHK
要するに産経も、下地議員も、NHKも、みんなこの圧倒的な「反対」の強烈な印象を
国民に与えまいとしているのだ:
大国に媚びへつらいて属国になるほか道を知らぬアホども
岩屋発言は多分に差別的である。
沖縄には別の基準を当てはめるというのか。民主主義というのは普遍的ではないのか。
辞任を迫られてもおかしくないほどの衝撃的な発言だと思う。
県民投票で圧倒的な「反対」なのに
その翌日も忖度メディアはそのことを大きくは取り上げず
辺野古では何百台と言うトラックが次々と土砂を運んで大浦湾を埋め続けた。
「民主主義はあるのか」との声が沖縄から上がっている。
先送りもはやできぬと言いながら未来永劫杭打つつもりか
岩と言いながらマヨネーズ状の軟弱地盤のようで
いくら杭を打っても確かなところに到達しない岩屋大臣の軟弱脳
?
岩屋大臣の九州の出身校の校歌に「永遠の名讃えん」と歌うのにちなみて詠める
どれほどの金と時間がかかるかも知らで杭うちとわの名讃え
「これだけ明確なノーを突きつけたということについて見解を」 安倍、見解は述べず!
もう先送りできないと言いながら、防衛相が完成までの時間も費用も答えられない移設工事に突き進む。
安倍政権追い落としこそ、もう先送りできない。 勝負は最後まで諦めてはならない。
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m (_ _) m