17日の安倍・トランプ会談の予想される展開:
安倍:「…ですからですね、私はヒラリーさんが当選するものとばかり思っておりましたものですから、彼女にはすでにお教えしておりましたがですね、私が日本国内で使っております、伝家の宝刀と申しますか、奥の手、『先のお約束と異なる新たな判断』という手法をあなたにもご教授いたしますので、是非ともですね…」
トランプ:「それならすでに始めてるよ。移民の送還とかヒラリーの訴追とかオバマケア。TPPにしても私は賛成よ」
安倍:「えーっ!そーなんですか!早くも!」
トランプ:「でも、TPP、Trans Pacific Partnershipじゃないよ。TPP, Trump Pacific Partnership!」
安倍:「なななななな、なんとおー! それは一体全体、どーゆーものでございましょおー?」
トランプ:「簡単に言えば、日本がアメリカに代わって世界の警察官を徐々に引き受けていくという話だね」
安倍:「日本が世界の警察官?!ななななんと素晴らしい!?」
トランプ:「すばらしい?あんたアホか?
それでアメリカは没落し、テロも招き入れているというのに。それを日本にも押し付けようというのに。自分から進んで引き受けるとは
安倍:「アホではございませんが、しかし、しかしですね、知恵のすこぶる乏しい人間と認識しているわけでございます」
トランプ:「自覚してるんなら偉い。じゃ世界の警察官になるの?」
安倍:「いえ、やはり、日本の役回りとしては、ご主人様アメリカ様の手下と申しますか、口の悪い人たちはイヌなどと申しますが…」
トランプ:「あー、カモイヌね。その言葉なら私も知っている」
通訳官:「総理、ここは私に御任せ下さい。トランプさん、そのカモイヌという言葉、実はそれ、私が編み出しものなので、それに言及されましては、私も一言申し上げないわけには参りません。実は私もあなたが選挙戦で言っておられた< 同盟関係を根本的に見直す > という考えに賛成なんです」
トランプ:「ほお」
「米軍駐留費用を払えとのご高説でしたが、我が国は在日米軍のために年5,000億円あまりを支出、国有地を無償提供するとともに、国内の交付金も数百億円。日本にいるアメリカの軍人の給料払ってるのは日本。そういう事実をご存知なのですか?他の国に比べて負担、何倍も突出して多いですよ、日本は。< 思いやり予算 > とか言って。環境汚染があっても後始末の費用は日本持ち。そもそも米軍は汚染の報告すらしない。しかも沖縄じゃ、たとえば、暑い夏にも学校じゃ冷房使わせへん癖に、米軍施設はエアコンでがんがん冷やしてんのやで?」
トランプ:「さよか?」
通訳官:「さよかやあらしまへんがな。これをイヌと言わずして何と言う。しかも日本人には米軍が日本を守っていると思わせておいて、その実、守ってるんは、アメリカの太平洋やインド洋の制海権。アメリカの権益。日本の基地はアメリカが自分の戦争で中東に出撃するためのもの。日本を守ってるのは日本の自衛隊。日米防衛協力のためのガイドラインにも日本は日本が守る、アメリカは他んやるこことあって支援補完しかしえんと書いてあるやん。アメリカ軍が日本に駐留してるんはそもそも、日本が金出すから米本土にいるより経費が安上がりという話なんや。日本はカモなんや。高い兵器は買わされるし。これ以上負担しろて、それあんまりや。< 思いやり予算 > も増額決めたばっかりやし」
トランプ:「そやったん?」
通訳官:「そやったんやないで、次期大統領ともあろうもんが。そもそも米軍が日本におるから北朝鮮が核開発なんかするんや。はよ撤退してもらわなあかん」
トランプ:「え?撤退してええのん?ほな撤退や」
通訳官:「撤退してもらうわ。どーしても日本に米軍置かしてほしい言うんやったら応分の経費や地代、払いなはれちゅーねん」
トランプ:「ははーっ」
通訳官:「それから、あんたは人種差別主義者言われて否定しはったけど、ほんまに差別主義者やない言わはるんやったら、日本の国民の祝日に米軍機飛ばすなや。NATOの基地なら飛ばさんやろ。相手が黄色人種やったら飛ばすんかい。低空飛行の訓練の高度も白人のヨーロッパに比べたらえろう低いで。学校の授業中も御構いなし。夜も飛ばしよる。メルケルさんのドイツでなら飛ばさんやろ。飛ばさんちゅー約束やったんやで。約束守りいや!」
トランプ:「ははーっ!」
通訳官:「それから米兵は別れた日本の女性にちゃんと子供の養育費とか払うてもらわな困るわ。ヨーロッパの基地周辺じゃ聞かん話やで」
トランプ:「ははーっ」
通訳官:「ま、きょうのところはこれくらいにしとくわ」
今日もお読みくださりありがとうございました!
/\ /\
m (_ _) m
↑誠にお手数ながらクリックをどうかよろしく ! ↑
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『トランプ大統領誕生で懸念される日米同盟、米軍の撤退で防衛に穴はあかない』田岡俊次 <AERA>