休場明けの優勝に１人１敗で突っ走る横綱照ノ富士
このところ出場と休場を交互に繰り返しているかのようで
今場所序盤でつまづけば引退もといった覚悟で臨んでいたのかもしれない
時間いっぱいになると鬼のような形相になり
連日厳しい万全の取り口で突っ走った
大の里（←次の横綱！）には不覚をとったものの
さすが照ノ富士
足さえ故障しなければ俺が史上最強の男だ！
と思っているのかもしれない
体力、気力、執念、
やっぱりただものではないよ
今日勝てば千秋楽を待たずに優勝が決まるところだったが
待ったを掛けたのが３敗で追う東前頭６枚目の隆の勝
その風貌から「おむすび君」の愛称で親しまれ
関脇にまで押し上がった力強いその押し相撲
大関候補のひとりかと思っていたら
ここ２年ほどなぜかおむすびコロリンと負けるようになっていた
のがいつのまにかまた強さが戻ってきていたようで
14日目10勝3敗で照ノ富士と対戦した結び（お結び？）の一番
しぶとい横綱をあっけなく一気に押し出してしまった
場内は観客の投げる座布団の嵐
隆の勝の額にも一枚命中
（写真はNHKの実況放送から）
突き押しの相撲はあまり好きではないのだが、
風貌といい、派手さのない地味なひたむきな取り口といい、
憎めない力士である。
地味といえば、錦木が地味さで光ってて、好きなんだな。
今場所、星こそパッとしなかったが、今日なんかの下手投げ。
見応えあった。
上手をつかんでいた竜電が吹っ飛んだよ。
よほどの力持ちだな。
肩の筋肉盛り上がって首がないものな、錦木。
四股名からして地味で味があるし、
土俵での所作も、余計なことをせず、ひたすら地味で風格があるよ。
今場所は期待の朝乃山は怪我でいないし、
霧島は弱くなったし（10勝に達せず大関復帰は絶望）、
若元春も崩れるし、、
個人的にはあまり楽しめていない。。
その中で、平戸海が新小結で勝ち越し、翠富士も勝ち越し、
若隆景が戻ってきた、といったところが嬉しい。
大の里は初日、２日目と優勝した先場所とは別人のようだった
先場所の神がかり的な強さがすっかり失せている
優勝で色々と雑念が入っているんだな
と思っていたがその後元の姿に徐々に戻った
その体といい相撲といい四股名といい
スケールの大きい力士
次期横綱と見込んでいる
千秋楽に隆の勝が勝って照ノ富士が負ければ
再度両者がまみえる優勝決定戦となるが
果たしてどうなりますか
対戦相手は
照ノ富士は琴櫻
隆の勝は大の里である
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