冬の日の幻想 ♪

冬の日の幻想
きょうは雪の予報だったので
一面の銀世界になって
と思いきや粉雪がちらほら
のなか出かけた都響の演奏会
好きな曲ふたつ
ぐちゃぐちゃにもつれた心の糸も
解きほぐれ
元気がわいてくる
シベリウスのバイオリン協奏曲と
チャイコフスキーの交響曲第1番『冬の日の幻想』

そこでですね
そこで
と安倍風になってしまう悲しさ
チャイコフスキーの交響曲は4番、5番、6番が人気で
私は特に5番が好きだが
2番、3番はほとんど演奏されず
という中において
という中において
あの
そこ
うしろのほう
静かにしてもらえませんか
ヤジられると
うまく話せないもので
という中において
1番が好きです
1番も好きです

 
1楽章はロシアの一面雪景色の中を橇で駆けていくような感じがする。最初は少しおそるおそる走り始めるのだが、やがて本格的に駆けて。チャイコフスキーがまだ若い頃の作品だが、お得意の民謡風の哀愁を帯びた美しい旋律あり、勇壮なところあり、クラリネットが寂しく歌い、かと思うとフーガが始まって橇がどんどん飛ばして、、いつしかわーっと盛り上がってシンバルがばしん!チャイコー調に達するという世界はもうここにある。時代は日本でいうとちょうど西郷どんが熊本で政府軍と戦っていたころではないのか。

シベリウスのバイオリン協奏曲。透明感のある出だし、何か北欧の透き通るように美しくも厳しい自然の中で孤独な魂が胸に秘めてきた深い悲しみを歌い始めるかのようだ。悲しく美しく高音域でたっぷりと歌うかと思えばG線上を登って裏声のような艶やかな厚みのある音色がしびれる、しかしやがてそれは重音で駆け上がって激情のほとばしりとなり、、、弓を打ちおろして決然と響かせる和音はさながら剣豪の一振り、、とにかくたまらなく魅力的な曲である。3楽章の躍動感もいい。

カタルシスと高揚感。まさに冬の日の幻想という一日だった。

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上の演奏はベネズエラのオーケストラ、シモン・ボリバル交響楽団(日本ではシモン・ボリバル・ユース・オーケストラと呼ばれているがスペイン語圏のものを英語で呼ぶのは嫌いで)、南米の音楽家達がロシアの冬の曲をというもの。ベネズエラはいま政治経済の情勢が危うく、このオーケストラに影響がなければいいのだが。貧しい家の子らが非行に走ったりしないように音楽をという活動の中から優秀な人材を見出して、というユニークなもので、肌の色もいろいろ、独特の熱っぽさがある。
都響の演奏会ではアンコールがなかったので、こちらから借りてきた。これで心が沸き立たなくなったらもう生きていけないと思う。

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