差し出された和解の手

勇気ある発言
差し出された和解の手
そっと優しく握り返そう
まずは感謝だ


「謝罪を受け入れてくれて有り難う」

すると歯車がかみ合い
和解が前に進み始める 

(写真:ハフィントン・ポストより)
7月31日のハフィントン・ポストによると韓国の朴槿恵大統領の妹、
朴槿令(パク・クンリョン)が、
慰安婦問題について
「日本に謝罪を要求し続けるのは不当」
「靖国神社問題に触れるのは内政干渉」
などと発言をした。さらに・・

「天皇を含め、4回も公式に謝罪した」
「(日本の)首相が変わるたびに謝れというのは、おかしい」
「元慰安婦をはじめ苦痛を受けた方々に対しては、韓国国民が国内で面倒を見なければならない」
「(韓国は)複数回の謝罪を受け入れた」
「日韓国交正常化が行われ、関係が正常になった今になって、過去の問題を取り上げて足を引っ張るのは異常だ」
「韓日協定を結んだ時に、韓国政府は謝罪を受け入れた。その結果、大きな浦項製鉄も建設されたし、韓国の高度成長の基盤になった」
などの発言を同紙は引用。
彼女の立場でこの発言。とても勇気のいることだったと思う。歴史的な一歩。和解の芽。この大切な芽をつぶしてしまわないことだ。

日本側は、この発言にまず感謝することだと思う。謝罪を受け入れてくれてありがとう、と。そうして、歩み寄りの歯車がかみ合い、和解の歯車が回転し始める。

ゆめゆめ、ほら見たことかなどと大騒ぎしないこと。あるいは、これで過去の歴史で非道なことをした人たちやいい思いを人たちも、悪くはなかったということだと思わないこと。朝鮮半島の近代化に寄与したなどといったことも言わないでおくこと。貴重な和解の芽。大切にしたい。
この写真はフランスのミッテラン大統領と西ドイツのコール首相。
独仏双方に30万人以上の死者を出した第1次大戦の激戦地ヴェルダンの
無名戦士の墓前で手をつなぐ両首脳。
開戦から70年1984年の出来事だった。
「そういう予定はまったくなく、ミッテランが突然私の手を握り、
私たちは数分間ずっと黙って手を握り合っていた」
(コール)
「両国は歴史から教訓を学んだ。
ヨーロッパは我々の共通の祖国であり
我々は偉大なヨーロッパの遺産を
共に受け継いでいる。
我々は共に共通の未来に向かう。」
「我々は和解し、お互いを理解し、友人となった。
平和と理性と友好・協力の道を共に歩み
後戻りはしない」
(ミッテラン)
これは1970年。ポーランドはワルシャワのユダヤ人ゲットー跡地。
西ドイツのブラント首相が突然ひざまづき黙祷。
これも、予定にもない、自然発生的な行為、
ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺を謝罪する行為だった。
ドイツの右派からは、勝手な真似をしやがってという非難を浴びたが
ヨーロッパの和解が進む大きな歴史的な瞬間だった。
筋書きもなく、言葉すらなく。
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コメント

  1. 最初の投稿後、鳩山氏の発言や安倍談話があったので、ツイートで補足しました。

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